映画の未来を語る!世界の映画祭リーダーが集結、AIや持続可能性を議論
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映画界の未来はどうなるのか。この問いに答えるべく、世界各国の映画祭リーダーたちが静岡県島田市に集結した。ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が主催する「世界の映画祭リーダーが集結する映像未来会議」が開催され、その模様が今日からYouTubeで公開された。
会議には、バリ、リオデジャネイロ、ニュージーランド、フィンランド、日本の映画祭代表者が参加。彼らは映画祭の持続可能性、デジタル化、AIの影響、そして映画祭の未来について熱い議論を交わした。
持続可能性については、移動の削減や地元業者との協力、リサイクル活動などが提案された。デジタル化に関しては、QRコードを使った観客投票や電子チケットの導入など、様々な取り組みが紹介された。
AIについては慎重な姿勢が目立った。タンペレ短編映画祭のユッカ=ペッカ・ラークソ氏は「AIは過去に存在したものをコピーするだけ。独自のアイデアを持ち、それを面白い形で表現できる人が、映画の新たな可能性を切り開く」と述べた。
映画祭の未来については、ストリーミング時代でも映画祭の重要性は変わらないという見方で一致。「短編映画祭は、映画業界の研究開発の場」というラークソ氏の言葉が印象的だった。
この会議は、映画産業が直面する課題と可能性を浮き彫りにした。技術の進歩と人間の創造性のバランスをどう取るか。それが今後の映画界の鍵を握るようだ。詳細は、SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルで公開中のアーカイブ動画で確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000277.000037516.html