恵比寿映像祭2025特別賞に小森はるか氏!新たな映像表現の可能性を切り拓く


東京都写真美術館で開催中の「恵比寿映像祭2025」において、第2回コミッション・プロジェクトの特別賞受賞者が決定した。栄えある特別賞に輝いたのは、映像作家の小森はるか氏だ。
小森氏の受賞作品《春、阿賀の岸辺にて》は、新潟水俣病患者と50年間向き合ってきた旗野秀人氏に寄り添い、土地の記憶の継承に挑んだドキュメンタリー作品である。審査委員からは「シンプルな形式でありながら、世代や時代を結び付ける多面性のある制作姿勢」が高く評価された。
本プロジェクトは、日本を拠点に活動する新進アーティストに映像作品の制作を委嘱し、「映像とは何か」という問いを軸に新たな表現を模索するものだ。今回は小森氏を含む4名のファイナリストが選出され、それぞれが意欲的な新作を発表した。
小森氏は受賞コメントで「撮影を始めてから10年近く経ち、外に出すことへの恐れが大きくなっていた作品だった」と心境を吐露。しかし、「関係性の中で生まれていく『記録』に終わりはない」と、新たな創作への意欲も示した。
審査委員会は、4名のファイナリスト全員が「リスクを恐れず新たな挑戦」をしていると評価。特に小森氏の作品については、「極めて実験的で、映画館のみならず美術館での映像展示の展開も期待できる」と、その可能性に注目している。
恵比寿映像祭2025は3月23日まで開催中。入場無料で、東京都写真美術館3階展示室にて小森氏を含むファイナリスト4名の作品を鑑賞できる。映像表現の最前線に触れる絶好の機会となるだろう。
本展は、映像芸術の新たな地平を切り拓く意欲作揃いだ。アーティストたちの挑戦的な姿勢と、それを支援する恵比寿映像祭の取り組みに、今後も注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000778.000038211.html