映像業界に新風!Mt.MELVILが導入した「働き方革命」ガイドラインとは


映像制作の世界に、新たな風が吹き込もうとしている。ロサンゼルスと東京を拠点とするクリエイティブプロダクション、Mt. MELVIL Inc.が、画期的な取り組みを始めたのだ。
2025年2月3日、同社は「MASORA'S PRODUCTION GUIDELINE」を正式に導入すると発表した。このガイドラインは、Junior Producerの福田真宙氏によって作成されたもので、映像制作現場における職場環境の向上を目指している。
ガイドラインの核となるのは、「差別や偏見を許容しない」「公平で安全な職場環境の確保」「セクシャルハラスメントの禁止」「個々の権利の尊重」といった基本原則だ。Mt.MELVILは今後、すべてのプロジェクトでこのガイドラインを共有し、関係者に署名を求めていく方針を打ち出している。
なぜ、このようなガイドラインが必要なのか。映像業界では、立場の違いや力関係から生じる不適切な言動やハラスメントが問題となるケースが少なくない。このガイドラインは、そうした課題を解決し、すべてのクリエイターが尊重される制作現場を実現するために作成された。
福田氏は、「日本の制作現場における過酷な労働環境やハラスメントの問題、契約書の未浸透といった課題を踏まえ、まずは小さな現場から変えていこうという思いのもと作り上げた」と語る。
Mt.MELVILのUSオフィスCEO、村田未来子氏は「作品を作ることだけでなく、そのプロセス自体をより良いものにすることが重要」と述べ、日本オフィスCEOの山脇愛理氏も「クライアント様をはじめ、パートナーやファミリーのメンバーも一人余さず気持ちよく我々の職場に足を運べるように」と、ガイドライン導入への期待を寄せている。
Mt.MELVILは今後、このガイドラインを社内外に広め、より多くの制作現場で活用されることを目指している。さらに、業界全体への認知を広げるための啓発活動も検討中だ。
映像制作の現場から始まったこの「働き方革命」。クリエイターたちの働く環境がどう変わっていくのか、今後の展開に注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000144143.html