たんぽぽの綿毛が織りなす幻想世界!京都で注目の現代アート展が開催


京都の文化発信拠点として知られる京都 蔦屋書店で、注目のアーティスト青沼優介による個展「イマジナリー・スケープ」が2025年3月1日から24日まで開催される。本展では、たんぽぽの綿毛を用いて現実と夢の狭間にある景色を表現した作品群が展示される。
青沼優介は、都市の建築物をたんぽぽの綿毛で表現する独特な手法で知られるアーティストだ。2018年には「息を建てる/都市を植える」でTOKYO MIDTOWN AWARDのグランプリを受賞し、その斬新な表現方法で注目を集めている。
今回の展示では、満月と綿毛の地表、どこかの建物のような構造体、カーテンのゆらめきなど、綿毛をさまざまな景色に見立てた作品が並ぶ。また、AIとの共作による盆栽作品も初披露される。これは「粋は生成できるのか」というテーマのもと、3Dプリンタで出力した後、青沼自身がホットナイフで形を整えたという。
展示期間中の3月12日には、青沼優介とインテリアデザイナーの森岡寿起をゲストに迎えたトークイベントも予定されている。「デザインの中にアートを置くこと」をテーマに、両者の対談が行われる。
青沼は本展について「幻と現実の境目のような、朧げで力強い作品たち」と表現している。たんぽぽの綿毛という儚い素材を用いながら、都市や人の営みを力強く表現する青沼の作品世界は、見る者の想像力を刺激し、新たな景色の見方を提示してくれるだろう。
展示作品は会場での販売のほか、アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも購入可能。現代アートに興味がある方はもちろん、日常に新しい視点を求める方にもおすすめの展覧会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001044.000058854.html