世界が注目する作家イーユン・リーの新作『水曜生まれの子』が登場!悲しみとユーモアが織りなす珠玉の短編集
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河出書房新社から、世界的に評価の高い作家イーユン・リーの13年ぶりとなる短編集『水曜生まれの子』が2025年2月21日に発売される。本書は、PEN/マラマッド賞を受賞し、ピューリッツァー賞最終候補にも選ばれた注目の一冊だ。
『水曜生まれの子』には、2009年から2023年までの14年間に発表された作品の中から厳選された11編が収録されている。表題作「水曜生まれの子」は、自死した娘を持つ母親の旅の物語で、著者自身の経験とも重なる深い悲しみが描かれている。
イーユン・リーの作品は、喪失や孤独といった重いテーマを扱いながらも、ユーモアを交えた独特の筆致で読者の心を掴む。タイムズ誌は「悲しみに満ちているかもしれないが、驚くべきすばらしさにも満ちている」と評し、パブリッシャーズ・ウィークリー誌は「リーが作家として絶頂期にあることを示している」と絶賛している。
1972年北京生まれのイーユン・リーは、アメリカに留学後、英語で執筆を始めた。デビュー作『千年の祈り』でフランク・オコナー国際短編賞など複数の賞を受賞し、その後も数々の作品で高い評価を得ている。現在はプリンストン大学で創作を教えながら、執筆活動を続けている。
『水曜生まれの子』は、人生の苦難や喪失と向き合う人々の姿を繊細に描き出し、読者に深い感動と共感を与える作品集となっている。世界中の読者が心を震わせる小説家、イーユン・リーの最新作をぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
本書は四六変型判、仮フランス装、312ページで、定価2,695円(税込)。翻訳は篠森ゆりこが担当している。イーユン・リーの作品を楽しみにしていた読者はもちろん、現代文学に興味がある方にもおすすめの一冊だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000881.000012754.html