没入型アートの新境地!印象派と浮世絵が融合する「Immersive Museum OSAKA 2025」が開催
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2025年5月31日から9月25日まで、大阪・堂島リバーフォーラムにて「Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~」が開催される。この展示会は、印象派の巨匠たちと日本の浮世絵師たちの作品を、最新のデジタル技術を駆使して融合させた没入型アート体験を提供する。
本展は、「Immersive Museum」シリーズの第3弾。高さ6メートル、約450平方メートルの巨大空間に、ゴッホやモネといった印象派の画家たちと、葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵師たちの作品世界が再現される。来場者は、壁面と床面全てに投影される没入映像と特別な音響効果により、まるで絵画の中に入り込んだかのような体験ができる。
展示は8つのシーンで構成され、江戸の町並みから始まり、ゴッホの浮世絵コレクション、印象派と浮世絵の相互影響、そして印象派の誕生まで、時空を超えた芸術の交流を体感できる。特に注目すべきは、ゴッホの「星月夜」や「ひまわり」、モネの「印象、日の出」、北斎の「富嶽三十六景」などの名作が、新たな解釈で再現される点だ。
早稲田大学教授の坂上桂子氏は、「イマーシブミュージアムでは、大画面に映し出される多彩な映像が、モネやゴッホが想像した浮世絵の世界へ皆さんをいざないます」とコメントしている。この展示は、19世紀に起こった東西文化の出会いが新たな創造を促した過程を、現代的な手法で再現する試みといえるだろう。
チケットは4月1日から一般発売開始。前売りチケットは平日2,500円、土日祝2,700円(一般)。当日券は各200円増しとなる。小学生以上はチケットが必要で、未就学児は保護者同伴に限り2人まで入場無料となっている。
「Immersive Museum」は、従来の「鑑賞型」から「没入型」へと芸術体験のスタイルを変革する新しい取り組みだ。デジタル技術を活用し、アート体験の新たな可能性を追求する本展は、まさに"アート2.0"の先駆けとなる展示会といえるだろう。芸術ファンはもちろん、新しい体験を求める人々にとっても、見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000022572.html