「君死にたまふことなかれ」 - 純文学樂団KATARIが放つ、魂を揺さぶるメッセージ


純文学樂団「KATARI」が2年ぶりの新作動画をYouTubeで公開し、注目を集めている。与謝野晶子の詩「君死にたまふことなかれ」を現代に蘇らせた本作は、世界中の人々に向けたメッセージとなっている。
動画では、神尾晋一郎による朗読と歌唱、越智建登の作編曲が調和し、与謝野晶子の言葉に新たな生命を吹き込んでいる。映像監督の神宮司秀将が手掛けた映像も相まって、観る者の心に深く刻まれる作品に仕上がっている。
KATARIは、この作品を通じて「望まない死」と向き合う世界中の人々に語りかける。遠い地域の出来事だけでなく、私たちの身近にも存在する戦いや苦悩、自殺の問題にも目を向けさせる。「君死にたまふことなかれ」という言葉には、生きることの尊さと、一人一人の命の大切さが込められている。
本作の特筆すべき点は、原詩に神尾晋一郎による編纂を加え、現代的な解釈を施していることだ。「民衆の中に在るのか、民衆の外に在るのか」という問いかけは、現代社会における個人の立ち位置を鋭く問うている。
KATARIは声優・神尾晋一郎らによって結成された純文学樂団で、小説作品プラットフォーム「monogatay.com」での活動や、神奈川芸術劇場での単独公演など、多岐にわたる活動を展開している。今回の新作は、彼らの活動の新たな一歩となるだろう。
「君死にたまふことなかれ」のMVは、KATARIの公式YouTubeチャンネルで視聴可能だ。また、楽曲は各種ストリーミングサービスでも配信されている。純文学と音楽が融合した新しい表現に触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000592.000060459.html