宇宙で生まれた奇跡の短歌307首!高校生と人工衛星が紡ぐ感動の連歌プロジェクト
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岩手県花巻市の高校生たちが、宇宙空間で短歌を作る斬新なプロジェクトを実現させた。人工衛星「YODAKA」を使って、地上から送信した上の句と下の句が宇宙で出会い、307首もの短歌が誕生したのだ。
このユニークな取り組みは、「花巻スペースプロジェクト UP花巻」の一環として行われた。花巻北高等学校の生徒たちが中心となり、全国や海外から集めた上の句と、自分たちで創作した下の句を別々に人工衛星へ送信。宇宙空間での偶然の出会いによって、予想もしなかった組み合わせの短歌が生まれた。
2025年2月20日には、人気歌人の木下龍也氏を招いて成果発表会が開催された。木下氏は307首の中から11首を秀作として選出。一席に選ばれたのは「目が慣れてきたころ空は語りだす あなたにとどけわたしはここに」という作品だ。宇宙と地球をつなぐ感動的な一首となっている。
このプロジェクトは、宇宙技術と文学の融合という新しい可能性を示すとともに、高校生たちに貴重な経験をもたらした。花巻北高の生徒は「全国の人とつながることができて貴重な体験をした」と語り、将来のキャリアにも活かしていきたいと意気込んでいる。
「花巻スペースプロジェクト UP花巻」は、人工衛星開発と地場産業の活性化を通じて、花巻の魅力を全国・海外へ発信することを目指している。今回の短歌プロジェクトは、その取り組みの一つとして大きな注目を集めた。
宇宙と文学が織りなす新たな可能性。高校生たちの挑戦が、私たちに星空を見上げる新しい理由を与えてくれたようだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000050164.html