福岡市の街中が花と緑で彩られる「Fukuoka Flower Show Pre-Event」が2025年3月23日から27日まで開催される。この期間中、農園芸のイノベーションカンパニーwelzoが主催する「寄せ植え プチコンテスト2025」と「花×福祉 トークセッション」が注目を集めている。

「寄せ植え プチコンテスト2025」では、高齢者福祉施設や保育園、緑のコーディネーターで構成された4チームが協力して作った花の寄せ植え作品が福岡市内の複数箇所で展示される。介護を受けながらも自分の個性を活かして作品作りに参加する高齢者や認知症当事者、そして地域で活躍する緑のコーディネーターたちの力作が一堂に会する。

コンテストの優勝チームは一般投票で決定。スマートフォンからInstagramやGoogleフォームを通じて誰でも投票可能だ。さらに、投票者の中から抽選で10名に土を使わない卓上観葉植物「well plants」がプレゼントされるという特典も。

また、3月24日には福岡市植物園ボタニカルライフスクエアにて「花×福祉 トークセッション」が開催される。認知症専門医の内田直樹氏や園芸福祉の専門家である山本俊光氏、デイサービス運営会社代表の本野光代氏らが登壇し、園芸活動が高齢者の生活の質向上や社会参画にどのように貢献できるかについて議論を交わす。

この取り組みは、welzoが掲げる「人にも、地球にも、幸せな未来を開拓する」という企業理念に基づいており、園芸を通じて「老いるを楽しむ」社会の実現を目指している。福岡市が進める「福岡オレンジパートナーズ」の一員として、認知症になっても自分らしく生きるための取り組みにつなげていく狙いだ。

「Fukuoka Flower Show」は2026年春の本開催に向けたプレイベントとして位置づけられており、ガーデン文化の定着による市民生活の質の向上や観光・MICEの推進を目指している。今回のイベントを通じて、花と緑があふれる福岡の新たな魅力が発信されることだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000072201.html