花王芸術・科学財団が2025年度助成先を発表!メディアアート分野新設で芸術支援の幅を拡大
公益財団法人 花王芸術・科学財団が2025年度の助成先を決定した。今回の助成では、芸術文化活動72件と花王科学奨励賞10名が選ばれ、総額4,971万円の支援が行われる。
芸術文化部門では、美術展覧会や音楽公演に加え、2025年度から新たにメディアアート分野が設けられた。これにより、デジタル技術を核とした作品やプロジェクトへの支援が可能となり、現代アートの最先端を後押しする形となっている。公募には236件の応募があり、厳選の結果72件が採択された。
一方、科学技術分野では「花王科学奨励賞」として、『表面の科学』をテーマに若手研究者の独創的な研究を支援。化学・物理学分野と医学・生物学分野合わせて59件の応募から10名が選ばれ、各200万円の助成金が贈られる。
花王芸術・科学財団は1990年の設立以来、芸術と科学の両分野で支援を続けており、その累計は芸術文化活動で2,178件、総額13億7,153万円、花王科学奨励賞では279名、総額3億6,900万円に上る。
今回の助成決定により、日本の芸術文化と科学技術の更なる発展が期待される。財団は今後も、新しい表現や研究に挑戦する人々を支援し続けることで、社会に貢献していく方針だ。
なお、詳細な助成一覧や財団の活動については、公式ウェブサイトで確認することができる。芸術や科学に関心のある方は、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000492.000070897.html