衝撃の「ゼロ文字正答」!小川哲の『君のクイズ』文庫化で新たな謎に挑む


話題沸騰の長編小説『君のクイズ』が、ついに文庫化される。朝日新聞出版から2025年4月25日に発売されるこの作品は、現代日本文学界の新星・小川哲氏による傑作だ。クイズ番組の決勝戦で起こった「ゼロ文字正答」という驚愕の出来事を軸に展開するストーリーは、読者を知的興奮の渦に巻き込む。
本作は、発表当初から大きな反響を呼び、第76回日本推理作家協会賞を受賞。さらに本屋大賞にもノミネートされた実力派作品だ。文庫版では、新たに書き下ろされた短編小説「僕のクイズ」が収録される。また、哲学研究者でクイズプレイヤーの田村正資氏による解説も見逃せない。
物語は、クイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝戦から始まる。主人公・三島玲央の対戦相手である本庄絆が、問題が読み上げられる前に回答し、正解してしまうという前代未聞の事態が起こる。この「ゼロ文字正答」の謎に迫るべく、三島は本庄について調査を開始する。そして、その過程で予想外の展開が待ち受けているのだ。
著者の小川哲氏は、1986年千葉県生まれ。わずか7作の単著で数々の文学賞を受賞し、日本文学界に新風を巻き起こしている。デビュー作『ユートロニカのこちら側』でハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、『ゲームの王国』では日本SF大賞と山本周五郎賞を獲得。直木賞受賞作『地図と拳』など、多彩な作品群で読者を魅了し続けている。
『君のクイズ』は、単なるミステリーにとどまらない。クイズという知的ゲームを通じて、人間の思考や記憶、そして真実の在り方に迫る深遠なテーマを内包している。文庫化を機に、より多くの読者がこの知的興奮に満ちたエンターテインメントを体験できるだろう。
さらに、本作は舞台化や野田彩子氏による漫画化も予定されており、さまざまな形で楽しめる作品となりそうだ。知的好奇心を刺激する『君のクイズ』の世界に、あなたも飛び込んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002124.000004702.html