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江戸の魂が息づく木版画の世界!上野で新進気鋭アーティストの特別展示会が開催

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報道発表
「納札江戸三天王祭」(2021年)(プレスリリースより)

東京・上野の『ホテルリソル上野』で、新進気鋭のアーティスト石田烏有氏による特別展示会が2025年4月に開催される。リビングロビー内のアートギャラリー「Resol Gallery Ueno」にて、江戸時代の伝統的な木版画技法を用いた7点の作品が展示される。

石田烏有氏は、約5年前に千社札の絵師としてキャリアをスタートさせ、都展奨励賞や国展入選など、数々の受賞歴を持つ注目のアーティストだ。今回の展示では、「納札江戸三天王祭」や「江戸の食」といった、江戸の活気あふれる作品が並ぶ。

特に注目すべきは、伝統的な木版画の制作過程を忠実に再現している点だ。絵師、文字師、彫師、摺師といった職人たちの技が結集した、まさに江戸文化の粋を集めた作品群となっている。

展示される「納札江戸三天王祭」は、江戸三大祭りの一つである神田明神の祭礼を題材にした作品。大伝馬町の幟に施された「空摺り」という特殊な技法は、色を使わずに紙に凹凸をつける独特の表現方法で、見る者を魅了する。

また、「江戸の食」シリーズでは、春の寿司、夏の鰻、秋の天ぷら、冬の蕎麦といった、四季折々の江戸の食文化が鮮やかに描かれている。これらの作品は、単なる絵画としてだけでなく、江戸時代の社交文化「納札」の現代における継承としても注目に値する。

本展示会は、アートと下町文化が融合する上野ならではの芸術体験を提供する。宿泊者以外も無料で観覧できるため、江戸文化に触れる貴重な機会として、多くの来場者が期待される。

展示期間は2025年4月1日から30日まで。アートファンはもちろん、江戸文化に興味がある方、そして上野の新しい魅力を発見したい方にとって、見逃せない展示会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000136681.html