「さくらねこ短歌」2,078首の想い!第二回コンテストで描かれる人と猫の共生の未来


公益財団法人どうぶつ基金が主催する第二回「さくらねこ短歌コンテスト」の結果が発表された。今回のコンテストには、前回を上回る2,078首もの応募があり、人と猫の共生を願う想いが詰まった作品が集まった。
「さくらねこ」とは、不妊手術済みの証として耳先を桜の花びらの形にカットした猫のことを指す。このコンテストは、さくらねこや飼い主のいない猫たちの存在、そして命の大切さについて考える機会を提供することを目的としている。
今回のコンテストでは、大賞1首、審査員賞4首、優秀賞10首の計15首が選出された。入選作品には、猫たちへの深い愛情や哀悼の念、そして人と猫が共に生きる優しい社会への願いが込められている。
審査員の山﨑好裕氏は「短歌は思いを景に託して詠うことが必要で、そこに詩情が生まれる」と総評し、佐藤修史氏は「約2000の作品は力作ぞろいで、一つひとつに目を通しながら何度も膝を打ち、うなった」と感想を述べている。
どうぶつ基金は、この結果を受けて「人と猫が互いを尊重して共生する日常」が全国どこでも当たり前となるよう、活動に一層力を入れていく決意を新たにした。
なお、どうぶつ基金は1988年に設立された民間・非営利の動物愛護団体で、飼い主のいない猫の無料不妊手術「さくらねこTNR」や多頭飼育崩壊の犬・猫の支援、里親探しなど、様々な活動を展開している。
今回のコンテスト結果は、人々の中に広がる動物愛護の精神と、猫たちとの共生を目指す社会の姿を映し出している。これからも、こうした取り組みを通じて、人と動物がより良い関係を築いていくことが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000033795.html