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京都で注目の若手アーティスト、德永葵の新作展が開催!西洋絵画と日本の漫画が融合した独自の世界観に迫る

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
《公園》910×727mm キャンバスにアクリル、ペン 2025年(プレスリリースより)

京都の文化の中心地、京都髙島屋S.C.[T8]の5F・6Fに位置する京都 蔦屋書店で、注目の若手アーティスト德永葵の新作展「寝て起きてまた寝る」が2025年4月1日から24日まで開催される。本展では、德永の故郷である鹿児島の風景を背景に描いた新作6点が発表される。

1999年生まれの德永葵は、京都市立芸術大学で学び、現在は鹿児島を拠点に活動している。彼女の作品は、西洋絵画の技法を用いた緻密な背景描写と、日本の漫画表現による平面的なキャラクターを融合させた独特の世界観が特徴だ。実在の風景に、自身を投影したマンガのようなキャラクターを「異物」として描き込むことで、現実と虚構の境界を曖昧にする不思議な作品を生み出している。

今回の展示では、地方都市特有の緩やかな時の流れと、帰省時に感じる「似たような毎日が繰り返される感覚」を表現。德永は「いつも見慣れた景色も、そのとき自分が何をしていたのかも、何を思ったのかも、当たり前の日常すぎて時間とともに忘れてしまう」と語り、作品を通じてそれらの記憶を留めようとしている。

展示作品は4月1日10時より店頭で抽選販売のエントリーを受け付ける。入場は無料で、アート愛好家はもちろん、若手アーティストの成長を見守りたい人々にとっても見逃せない機会となりそうだ。

德永葵は近年、東京や京都、大阪など各地での個展やグループ展、アートフェアへの参加を重ね、着実にキャリアを積み上げている。2021年には京都市立芸術大学作品展で市長賞を受賞するなど、その才能は高く評価されている。

京都 蔦屋書店は、アートと文化の「伝統と最先端」が共振する場として知られ、約6万冊の芸術分野の書籍や、日常のアートピースとなる文具・工芸品を取り扱っている。今回の展示は、同店の6Fアートウォールで行われる。

アートを通じて日常に新たな視点を提供する德永葵の作品世界。鹿児島の風景と漫画的表現が織りなす独特の空間に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001061.000058854.html