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ジグソーパズル業界に新風!サーチファンドが老舗企業を承継、AIに負けない趣味の未来とは

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報道発表
プレスリリースより

ジグソーパズル業界に新たな動きが起こっている。ジャパンブルズアイキャピタル合同会社が、老舗ジグソーパズルメーカーの株式会社ゲートウェイアーチを事業承継したのだ。この動きは、中小企業の事業承継問題に一石を投じるだけでなく、AIが台頭する現代社会における趣味のあり方にも一つの示唆を与えている。

ゲートウェイアーチ社は1984年に創業され、バイオプラスチック製ジグソーパズルなど、独自性の高い製品で知られる企業だ。今回の事業承継は、創業者の𠮷田勝久氏と約1年間の対話を経て実現した。新たな経営陣は、投資・物流事業の経験を持つ小林英輔氏と、法人営業やIT分野に精通する洲崎瑞治氏が務める。

注目すべきは、この承継がサーチファンドによって行われた点だ。サーチファンドとは、経営者候補が投資家から資金を調達し、買収対象企業を探索・取得する手法のこと。今回のケースは、国内で3例目のトラディショナル型サーチファンドであり、さらに国内初のパートナー型(2名で1社を承継)という画期的な取り組みだ。

しかし、この承継の意義はそれだけにとどまらない。AIの進化により、私たちの生活や仕事が大きく変わりつつある現代。そんな中で、ジグソーパズルという「手作業」の趣味が持つ意味は大きい。新経営陣は「自らの手で何かを成し遂げる体験」の価値に着目し、ジグソーパズル事業のさらなる発展を目指している。

また、ジグソーパズルは知育玩具としての側面も持つ。視覚と触覚を刺激し、集中力を養うその特性は、子どもから高齢者まで幅広い層に有益だ。さらに、言語を必要としない特性を活かし、日本の漫画やアニメなどのコンテンツと組み合わせることで、新たなグローバル展開の可能性も秘めている。

新経営陣は、これらの特性を活かしつつ、ECサイトの強化や法人向けチャネルの拡大など、新たな戦略を展開する予定だ。AIが台頭する時代だからこそ、人間ならではの「手作業の喜び」を提供するジグソーパズル。その可能性に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000127979.html