駿河湾で深海研究!小中学生向け「スーパーキッズ育成プロジェクト」が始動、参加者募集中


静岡県の駿河湾を舞台に、次世代の海洋専門リーダーを育成する「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」が今年も始動した。一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会が主催するこのプロジェクトは、深海に関心のある小学5年生から中学3年生を対象に参加者を募集している。
日本で最も深い海として知られる駿河湾。この豊かな海洋環境を活かし、参加者は6月以降、深海の専門家による講座やフィールドワークに参加する。プログラムは多岐にわたり、深海基礎講座や沼津港深海水族館での実習、焼津小川港沖でのフィールドワークなど、充実した内容となっている。さらに、富山湾での2泊3日の宿泊プログラムも予定されており、参加者は幅広い視点から深海について学ぶことができる。
本プロジェクトの特徴は、単なる座学にとどまらず、参加者自身が関心あるテーマについて深く研究を進め、その成果を動画にまとめて発表する点だ。これにより、研究スキルだけでなく、プレゼンテーション能力や映像制作技術も身につけることができる。また、問題解決に向けた思考法を学ぶことで、課題解決能力の向上も期待できる。
募集人数は10名程度で、応募締切は2025年4月30日(水)必着となっている。選考結果は5月末日までにメールで通知される。興味のある方は、公式サイトからエントリーシートをダウンロードし、必要事項を記入の上、事務局まで郵送で応募しよう。
このプロジェクトは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として実施されている。海洋環境の保全や海洋文化の継承といった重要な課題に、次世代を担う子どもたちが主体的に取り組む機会を提供することで、未来の海を守る人材の育成を目指している。
深海の神秘に魅了された子どもたちが、この貴重な体験を通じて海洋研究の最前線に触れ、将来の海洋専門家として成長していく。そんな未来への希望を感じさせるプロジェクトの始動に、多くの人々が注目している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003350.000077920.html