同性パートナーの存在を告白した息子と家族の葛藤を描く短編映画が公開!結婚の平等を訴える感動作


同性婚の法制化を目指す公益社団法人Marriage For All Japanは、同性パートナーの存在をカミングアウトした息子と、その家族のリアルな葛藤を描いた短編映画「誰も悪くないのにね」を4月10日にYouTubeで公開する。
この作品は、国内外で受賞歴のある高崎卓馬氏が企画・原案を手がけ、大森歩監督が脚本・監督を務めた。全国から寄せられた実話をもとに制作され、LGBTQ+当事者とその周囲の人々が抱える複雑な感情を繊細に描き出している。
映画は、大学卒業前に両親に同性パートナーの存在を告白しようとする息子の物語を軸に展開する。カミングアウトする側とされる側、双方の視点から描かれる心の機微は、観る者の胸に深く響く。特に、表面上は受け入れようとしながらも内心では葛藤する父親の姿は、多くの視聴者の共感を呼ぶだろう。
作品のタイトル「誰も悪くないのにね」には、同性愛者であることも、それを受け入れられない気持ちも、誰の責任でもないという思いが込められている。しかし、現行の法制度が生み出す差別や偏見が、不必要な苦しみを生んでいるという問題提起もなされている。
高崎氏は「自分とは違う誰かのことを想像する。それがみんなもっと豊かにできるようになったら、この世界はずっと素晴らしいものになると信じています」とコメント。この作品が、多くの人々にとって「自分ごと」として考えるきっかけになることを期待している。
Marriage For All Japanの共同代表である寺原真希子氏は「1日も早い法改正を実現するために、多くの方に具体的なアクションを起こしていただきたい」と呼びかけている。
本作は、同性婚の法制化という社会的課題に対する理解を深め、より多くの人々の共感を得ることを目指している。短編ながら、その影響力は決して小さくないだろう。4月10日の公開後、この作品がどのような反響を呼ぶのか、注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000054117.html