歌人・俵万智が贈る、SNS時代の「生きる言葉」の力!新刊で日本語の真髄に迫る


スマートフォンとインターネットが日常生活に溶け込んだ現代社会。便利さの裏側には、言葉の使い方に関する新たな課題が潜んでいる。そんな時代に、言葉のプロフェッショナルである歌人・俵万智さんが、自身初となる言葉をめぐる論考作品『生きる言葉』(新潮新書)を上梓した。
本書では、恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、現代社会の様々なシーンにおける言葉の在り方を徹底的に考察。俵さんならではの鋭い洞察力と豊富な実体験を基に、日本語の「足腰」を鍛える方法や、思いを相手に届けるために大切なことを探っていく。
特筆すべきは、俵さんの多角的なアプローチだ。「源氏物語」の時代から現代のAI技術まで、幅広い視点で言葉の変遷を追いながら、現代のコミュニケーションに必要な「コミュ力」の本質に迫る。また、ネットやSNS上での予想外の反応、演劇やドラマのセリフの妙など、現代ならではの言語現象にも鋭くメスを入れている。
俵さんは「普通の人が普通に使う書き言葉としての日本語の、足腰を鍛える」ことの重要性を強調する。スマートフォンの普及により、誰もが気軽に文章を発信できる時代。だからこそ、自分の言葉が真に「生きる言葉」となるために必要な要素を、本書を通じて読者と共に考えていく。
『生きる言葉』は、単なる言葉の使い方指南書ではない。現代を代表する歌人の視点を通じて、言葉の持つ力、そして私たち一人一人が言葉とどう向き合うべきかを深く考えさせられる一冊となっている。言葉に興味がある人はもちろん、日々のコミュニケーションに悩む人にとっても、新たな気づきを与えてくれるだろう。
新潮社から2025年4月17日に発売される本書は、定価1,034円(税込)。言葉の力が問われる現代だからこそ、俵万智さんの「生きる言葉」に触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002023.000047877.html