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グッチ銀座で横尾忠則の個展開催!「未完の自画像」が示す芸術の真髄とは

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
Courtesy of Gucci ©Tadanori Yokoo(プレスリリースより)

ファッション界の巨匠グッチが、日本を代表するアーティスト横尾忠則氏とのコラボレーションを再び実現させる。2025年4月23日から8月24日まで、東京・銀座のグッチ銀座ギャラリーにて個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が開催される。

本展は、横尾氏が60年以上にわたって追求してきた「未完」の美学を体現する約30点の作品で構成される。美術評論家の南雄介氏がキュレーションを担当し、「旅」をテーマにした作品を中心に、初公開となる自画像や家族の肖像など、最新作6点も含まれる。

特筆すべきは、屋上スペースに再現される1970年大阪万博で話題を呼んだインスタレーション。真っ赤な足場で表現された「未完」のイメージは、横尾芸術の本質を象徴的に示すものだ。

グッチと横尾氏の縁は2020年、グッチ渋谷ミヤシタパークのオープニングを飾ったウィンドウアートプロジェクトまで遡る。今回の展覧会は、その創造的な関係をさらに深化させるものといえるだろう。

横尾忠則氏は、1936年兵庫県生まれの現代美術家。ニューヨーク近代美術館での個展をはじめ、世界各国の主要美術館で作品を展示。2015年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、2023年には文化功労者にも選ばれている。

グッチ銀座ギャラリーでの展覧会は入場無料だが、予約優先制となっている。また、同時期に世田谷美術館でも横尾氏の作品展「横尾忠則 連画の河」が開催されるため、都内で横尾芸術を堪能できる貴重な機会となりそうだ。

さらに、グッチは2025年の「瀬戸内国際芸術祭」の公式パートナーも務める予定。瀬戸内、東京、大阪を結ぶアートプロジェクトを展開し、アートとファッションの融合をより一層深めていく。

常に進化を続けるグッチと、「未完」の旅を続ける横尾忠則氏。両者の創造性が交差する本展は、アートファンのみならず、ファッション愛好家にとっても見逃せない注目の展覧会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000062216.html