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刺繍アートの革命!抽象画家と老舗メーカーが織りなす新たな芸術の世界

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

刺繍の世界に新たな風が吹き込まれようとしている。老舗刺繍機メーカー・タジマ工業が手がける刺繍アートブランド「&T(アンドティー)」が、新進気鋭の抽象画家・岡村芳樹氏とのコラボレーション作品を発表した。この試みは、伝統的な刺繍技術と現代アートの融合という、これまでにない斬新な取り組みだ。

岡村氏は、白を用いて色彩を中和した油絵具の混色で作品を生み出す独特な手法で知られる国際的な抽象画家である。今回のコラボレーションでは、岡村氏の大胆な色彩感と奥行き、そして有機的なストロークから感じられる独特な筆致を、刺繍という全く異なる媒体で再解釈することに挑戦した。

具体的には、岡村氏の原画5点をもとに、カラーバリエーションを加えながら10作品に展開。代表的な刺繍技法であるランニングステッチとサテンステッチを駆使し、抽象画の持つ魅力を糸と布で表現している。「鱗」「覚」「夕日」「ビオラ」「白日」といったタイトルが付けられた作品群は、それぞれが独自の世界観を持ち、見る者を魅了する。

この革新的な試みは、2025年4月30日から5月6日まで伊勢丹新宿店で開催される岡村芳樹氏の個展「明星」にて公開される。刺繍アートの新たな可能性を示すこの展示は、アート愛好家だけでなく、テキスタイルデザインや工芸に興味を持つ人々にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。

「&T」ブランドを展開するタジマ工業は、1944年設立の老舗刺繍機メーカー。近年では、AIを活用した"匠の技"の再現や、刺繍のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも取り組んでいる。今回のコラボレーションは、そんな同社の革新への挑戦を象徴する取り組みと言えるだろう。

刺繍と現代アートの融合は、両者の新たな可能性を切り開く試みだ。伝統的な技術と現代的な表現が織りなす、この新しい芸術の世界に、多くの人々が魅了されることだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000039898.html