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北海道白老町の「brew gallery」が1周年!アート×クラフトビールのコラボレーションが話題に

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報道発表
左から、シロユリ(ヴァイツェン)、オロオロ・ブラック(シュバルツ)、ホロホロ・サンセット(ウィーンラガー)(プレスリリースより)

北海道白老町にあるコンテンポラリーアートギャラリー「brew gallery(ブリューギャラリー)」が開業1周年を迎え、ユニークな取り組みで注目を集めている。同ギャラリーで展示を行った3名のアーティストの作品が、併設するクラフトビール醸造所「The Old Grey Brewery」の缶ビールラベルデザインに採用されたのだ。

この斬新な試みでは、田中彰、相川みつぐ、大西洋という白老町にゆかりのあるアーティストたちの作品が、「オロオロ・ブラック」「ホロホロ・サンセット」「シロユリ」という3種類のクラフトビールのラベルを彩る。各商品には通常のデザイン缶とアートデザイン缶の2種類が用意され、アートデザイン缶は30円高く設定されている。

興味深いのは、この価格差が単なる付加価値ではなく、地域の社会活動に還元される仕組みだ。アートデザイン缶の売り上げの一部は、白老町の文化芸術や環境活動などの未来につながる取り組みに充てられる予定だという。

「brew gallery」は、クラフトビール醸造所に併設されたアートスペースとして、現代美術を中心とした展示や作家支援、地域との接点づくりを目的に運営されている。今回のプロジェクトは、アートが単に展示されるだけでなく、日常生活に溶け込むプロダクトとして展開される新しい試みとなった。

白老町は、ウポポイ(民族共生象徴空間)の開設で注目を集めた人口1万5千人の町だ。豊かな自然環境と多様な文化遺産を持つこの地で、アートとクラフトビールが融合する新しい文化の息吹が感じられる。

The Old Grey Breweryは「新しい風景を生み出すブリュワリー」をビジョンに掲げ、ビール醸造にとどまらず、文化・コミュニティ・アートが交差する場を創出することを目指している。今回のコラボレーションは、その理念を体現する取り組みと言えるだろう。

アートデザイン缶のクラフトビールは、2025年4月26日から販売開始予定。The Old Grey Brewery直営店や白老町内の一部飲食店・小売店、オンラインストアなどで購入できる。アートと地域文化の融合を味わえる一杯に、多くの人が興味を持つことだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160871.html