MOROHAのアフロが贈る衝撃の自伝エッセイ『東京失格』 - 弱さと笑いで綴る都会サバイバル記


音楽ユニット「MOROHA」のMCとして知られるアフロが、待望の最新エッセイ集『東京失格』を2025年6月12日に発売する。実業之日本社から刊行されるこの作品は、信濃毎日新聞での連載「俺が俺で俺だ」を基に構成された、まさに全身全霊を込めた"言葉のドキュメント"だ。
本書では、思春期の葛藤から現在の活動休止に至るまで、アフロの人生が赤裸々に綴られている。「彼女が欲しかった高校時代」「グーフィーに泣いたディズニーランド」など、読者の共感を誘う50篇以上のエピソードが収録されており、時に笑いを誘い、時に胸を打つ内容となっている。
特筆すべきは、アフロの独特な視点と表現力だ。「かき氷のメロン味に感じた貧しさの美学」といったフレーズからも、彼の繊細な感性と鋭い観察眼が垣間見える。また、「シティポップをどれだけ聴いても、電車が走ってなければ終電を逃すことさえできない。東京は東京にしかない。」という一節は、都会生活の本質を鮮やかに切り取っている。
著者のアフロは1988年生まれ。美容学生や営業マンを経てMOROHAを結成し、ラッパーとして活躍。その経歴は波乱万丈で、全裸でケンカを止めたエピソードや、キャバ嬢の名刺を顧客に渡すミスから契約を勝ち取った営業エピソードなど、笑いと涙あふれる人生を送ってきた。
南海キャンディーズの山里亮太氏は本書を「人の脳内会議を覗き見た中で、いちばん面白い!」と絶賛。「じつはそんな漢方みたいな本」と評しており、読者の悩みを笑い話に変える不思議な力を持つ一冊となりそうだ。
『東京失格』は新書判で全272ページ、価格は税込1760円。MOROHAの活動休止中に執筆されたこの作品は、アフロの新たな挑戦であり、都会で生きる人々の共感を呼ぶ一冊となるだろう。弱さを見つめ続けた一人の男の東京サバイバル記録として、多くの読者の心に響くことは間違いない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000010667.html