京都府福知山市の「福知山の変」が全国広報コンクールで6年連続入賞!市民参加型プロジェクトが注目を集める


京都府福知山市が展開するシティプロモーション企画「福知山の変」が、自治体広報の最高峰とされる「全国広報コンクール」で入選を果たした。これにより、福知山市は6年連続の入賞を達成。広報企画部門では5年連続の快挙となる。
「福知山の変」は、明智光秀ゆかりの地である福知山市が、大河ドラマ「麒麟がくる」放送後に立ち上げたプロジェクト。市民の挑戦心を「光秀マインド」と名付け、まちのブランドストーリーを刷新。挑戦する市民を「変化人(へんかびと)」と位置づけ、市民とクリエイター、市職員が協力してその挑戦を可視化する取り組みだ。
プロジェクトの特徴は、地域の「人」をメディアとして活用している点。自ら変化を起こし、地域に影響を与える「変化人」を発掘し、その姿を様々な形で発信することで、市のブランディングやシビックプライドの醸成につなげている。
日本広報協会による講評では、「多方面にわたる協創事業、各媒体の特性を十分理解した上での展開など広報の力量が高い」と評価された。また、「変化」が「変化」を生み出し、プロジェクト自体も進化を続けている点が注目されている。
福知山市の担当職員は、「私たちの挑戦の歩みは、全国から見ると小さい一歩ですが、それでも遠く離れた人の心に届いて評価されたことを、心から嬉しく、誇らしく思っています」とコメント。さらに、「福知山の変」は次回の「その十」で一つの節目を迎えるとし、5月中旬の発表に向けて準備を進めていることを明かした。
「福知山の変」は、ポスターや新聞全面広告、イベントなど多様な媒体を活用し、これまでに9人の変化人を紹介。成人の日に合わせた特別企画や、夜の図書館、廃校リノベーション施設を活用したイベントなど、ユニークな展開も話題を呼んでいる。
福知山市の全国広報コンクールでの受賞は今回で6年連続。過去には広報写真部門で特選・総務大臣賞を受賞するなど、着実に実績を重ねている。今後も「変化人」の輪が広がり、市民参加型のシティプロモーションがさらなる進化を遂げることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000053572.html