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20代の心を映す短歌の力!フェリシモが『あたらしい日々への短歌賞』受賞作品を発表

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川柳・俳句・短歌・詩
短歌
報道発表
プレスリリースより

フェリシモの「次世代、暮らしの探求所(R)」が運営する「フェリシモことば部」が、20代の若者を対象とした現代短歌作品公募『あたらしい日々への短歌賞』の受賞作品を発表した。今回の公募では、323名から812首もの応募があり、その中から金賞1首、銀賞2首、銅賞3首が選出された。

金賞に輝いたのは「段ボールもうしめちゃったよ紙袋いっぱいの愛を抱いて上京」という作品だ。審査員を務めた歌人の木下龍也氏は、この短歌について「〝愛〟の質量を主体は腕に感じながらあたらしい日々へと向かう」と評し、上京という新しい人生の節目を鮮やかに描き出した点を高く評価した。

銀賞には「カラオケでしわくちゃになる表情を見ていた 見せてくれていたから」と「アイロンがけの丁寧なハンカチを嗅ぐそれで帰れる町並みがある」の2首が選ばれた。これらの作品は、日常の何気ない瞬間や感覚を繊細に捉えており、20代の若者の感性が光る。

本企画は、若者世代で注目が高まる"現代短歌"に着目し、20代が今感じることや見えている景色を短歌に載せることを目的としている。フェリシモことば部は、短歌を通じて自分の気持ちに気づいたり、新たな表現にチャレンジするきっかけを提供したいと考えている。

受賞者には副賞として、フェリシモの都市型ワイナリー「f ワイナリー」のワインに、受賞作品からインスピレーションを得て制作されたイラスト入りのオリジナルラベルワインが贈られる。これは若い才能の発掘と応援を形にした、ユニークな取り組みと言えるだろう。

フェリシモことば部の活動は、言葉の力を活かして誰かの心の世界を明るくすることを目指している。今回の短歌賞を通じて、20代の若者たちの豊かな感性と表現力が広く認知され、現代短歌の魅力が多くの人々に伝わることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003929.000012759.html