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いけばなの家元が語る、伝統と革新の融合!大阪・関西万博で注目の「EXPO PLL Talks」最新回が公開

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報道発表
プレスリリースより

大阪・関西万博の公式YouTubeチャンネル「EXPO PLL Talks」の最新回が公開された。今回のゲストは、いけばなの家元であり2025年大阪・関西万博の博覧会協会副会長も務める池坊専好氏。「すべてのいのちと共に輝く未来へ」をテーマに、伝統文化と現代技術の融合について語った。

池坊氏は、いけばなを「いのちのあらゆる状態に美を見出す芸術」と表現。花が咲く瞬間だけでなく、つぼみや実、枯れる過程までも尊重し、生命のすべての段階を作品として昇華する姿勢は、まさにサステナブルな美意識の体現だ。

注目すべきは、伝統を守るだけでなく「更新する」姿勢。展示会場では3Dプリンターによる台座や照明とのコラボレーションを取り入れ、デジタルメディアといけばなの融合を試みている。「伝統は、ただ継承するものではなく、その時代の出会いや気づきを取り入れ、更新し続けるもの」という池坊氏の言葉が印象的だ。

さらに、いけばなが現代のビジネスパーソンにもたらすマインドフルネス効果にも言及。近年では企業向けワークショップや大学院(MBA)での講演も行っているという。自然と向き合う静かな時間が、自身の軸を整えるきっかけになるという視点は、現代社会に新たな価値をもたらす可能性を秘めている。

池坊氏は、万博を契機に関西が再び「文化芸術の中心地」として脚光を浴びることへの期待も語った。多様性と人間らしさに満ちた関西だからこそ生まれる表現や価値観があると指摘し、芸術と経済が交差する場としての万博の意義を強調した。

「EXPO PLL Talks」は、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するためのコンセプトのもと、多彩なジャンルで活躍するゲストを招いて開催されているトークイベント。これまでに南條史生氏や落合陽一氏、河瀨直美氏など、各界の第一人者が登壇している。

今回の池坊氏の登壇は、伝統文化と最先端技術の融合、そして「いのち」への深い洞察を通じて、万博が目指す未来社会の一端を垣間見せてくれた。大阪・関西万博の開催に向けて、さらなる期待が高まる内容となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000028825.html