有隣堂が新横浜で「ZINE」コーナーを大規模展開!個性豊かな自主出版物が書店の新たな魅力に


書店チェーン「有隣堂」が、新たな文化発信の場を創出する。2025年5月17日から、キュービックプラザ新横浜店に「ZINE(ジン)」コーナーを常設展開するのだ。これは、有隣堂の店舗としては2店舗目となる試みで、関東圏最大規模の展開となる。
ZINEとは、個人やグループが自由に制作した自主出版物のこと。エッセイ、詩歌、写真、アートなど、ジャンルを問わず多様な表現が詰まっている。有隣堂は、約88センチ幅の棚を4本使用し、約200作品を取り扱う予定だ。
近年、SNSや創作ツールの普及により、個人の表現形態が多様化している。そんな中、ZINEや同人誌の即売会が各地で活況を呈しており、作品の流通需要が高まっているのだ。有隣堂は、この需要に応えるべく、書店の新たな役割を模索している。
キュービックプラザ新横浜店の店長おすすめ作品には、『Chai Book』や『わたしのすきなふつうの本屋が閉店』、『絵で見る東京の近代建築の魅力』などがラインナップ。日常の喜びや悩み、建築の魅力など、多彩なテーマが並ぶ。
有隣堂は今後、既存店でのZINE展開の拡大を検討するとともに、作り手と読み手の交流イベントや創作支援講座の開催も視野に入れている。書店を、新たな表現者を育むプラットフォームとして位置づけ、活字文化の発展に寄与していく考えだ。
新幹線の発着駅である新横浜駅に直結するキュービックプラザ新横浜店。多様な目的で訪れる人々のニーズに応える、新しい形の書店として注目を集めそうだ。ZINEコーナーの展開を通じて、書店が単なる本の販売場所から、新たな表現や交流の場へと進化する様子を、ぜひ足を運んで体感してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000135515.html