九州初!休眠預金で子ども若者支援、ちくご川コミュニティ財団が画期的プログラムを始動


地域の未来を担う子どもや若者を支援する画期的なプログラムが、九州で初めて始動する。一般財団法人ちくご川コミュニティ財団が、2024年度の休眠預金等活用法に基づく活動支援団体として採択され、「筑後川関係地域の子ども若者支援の持続可能性向上プログラム」を立ち上げたのだ。
このプログラムは、経済的困窮、児童虐待、障がい・病気、不登校・引きこもりなど、様々な困難を抱える子どもや若者、そしてその家庭を支援する団体を対象としている。特筆すべきは、資金的支援ではなく、組織の基盤強化や事業の設計・運営・管理、広報、資金調達などの非資金的支援に焦点を当てている点だ。
支援対象となる地域は、筑後川関係地域を中心に、福岡県全域、佐賀県東部、大分県日田市、熊本県の一部を含む。特に、これまで休眠預金等活用事業の実行団体が存在しなかった「空白地域」や、中間支援団体による支援が少ない地域に重点を置いている。
公募は2025年5月15日から8月15日まで行われ、8団体程度が採択される予定だ。採択された団体は、2025年11月から2028年3月までの約2年半にわたり、専門的なアドバイスや支援を受けることができる。
さらに、公募説明会と併せて「組織診断ワークショップ」も開催される。このワークショップでは、NPOマネジメントシートを用いて、人材や組織運営に関する課題を可視化し、次世代の育成や事業承継などの悩みを整理する機会を提供する。
ちくご川コミュニティ財団は、2019年に福岡県で初めて市民が立ち上げたコミュニティ財団だ。「誰かの役に立ちたい」という思いを持つ地域の団体や個人を後押しすることを使命とし、子ども若者基金や災害支援基金の運営など、多岐にわたる活動を展開している。
この画期的なプログラムは、地域社会の持続可能な発展に向けた重要な一歩となるだろう。子どもや若者の支援に関心のある団体は、ぜひこの機会を逃さず、公募説明会に参加してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000096760.html