東京都が芸術文化のバリアフリー化を加速!300万円の新助成枠で鑑賞サポートを拡充


東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が、芸術文化の鑑賞サポート助成を大幅に拡充する。この取り組みは、誰もが芸術文化に触れられる共生社会の実現を目指すもので、今秋開催される世界陸上・デフリンピックを契機に、さらなる普及を図る。
今回の拡充では、「2025機運醸成枠」という新しい助成枠を設けた。これは、両大会期間中に開催される集客規模が大きく、波及効果の高い事業を対象としており、上限額を300万円に設定。従来の助成枠と比べて大幅な増額となっている。
助成の対象となるのは、民間団体等が実施する芸術文化事業におけるアクセシビリティ向上の取り組み。具体的には、手話通訳や各種鑑賞支援機器の導入に係る経費などが、上限の範囲内で全額助成される。採択された事業は、都内で展開される「アクセシビリティ向上」の機運醸成キャンペーンにも協力することになる。
この施策は、東京都が掲げる「2050東京戦略」の一環でもある。特に「文化・エンタメ」分野における「芸術文化で躍動する都市東京を実現」という目標に沿ったものだ。また、「東京文化戦略2030」のプロジェクト「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一部としても位置付けられている。
芸術文化のバリアフリー化を推進するこの取り組みは、多様性を尊重する社会の実現に向けた重要な一歩となりそうだ。詳細は特設ウェブサイト(https://act-kansho.support/)で確認できる。芸術文化に携わる団体や、アクセシビリティ向上に関心のある方々にとって、見逃せない情報となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005778.000052467.html