静岡の伝統と革新が融合!「しずおかの指物展」で匠の技を堪能しよう


静岡の伝統工芸「駿河指物」と、その技術を受け継ぐ現代の木工職人たちの作品が一堂に会する「しずおかの指物展」が、2025年5月30日から7月13日まで、駿府の工房 匠宿内の匠宿伝統工芸館で開催される。
指物(さしもの)とは、金属製の釘やネジを使わず、木材同士を巧みに組み合わせて作られる木製品のこと。京都の雅やかな文化と江戸の粋な趣を融合させた駿河指物は、静岡独自の魅力を持つ伝統工芸として知られている。
本展示会では、駿河指物の伝統を守り続ける職人たちの卓越した技術が生み出す逸品から、その技を現代的にアレンジした新進気鋭の木工作家の作品まで、幅広いラインナップが楽しめる。出展者には、大間悠司、山本忠、松島富藏といった駿河指物の名工から、篠原史生、山内啓嗣など次世代を担う若手職人まで、7名の匠が名を連ねている。
会場となる駿府の工房 匠宿は、2021年にリニューアルオープンした静岡市の伝統工芸体験施設。「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、竹細工や陶芸、藍染めなど様々な工芸体験を提供するほか、地元の和菓子や蜂蜜を使用したカフェも併設。さらに、静岡の工芸品を設えた宿泊施設も運営するなど、地域文化の継承と発信に力を入れている。
入場無料で誰でも気軽に楽しめる本展示会。静岡の伝統工芸の奥深さと、それを現代に受け継ぐ職人たちの創造性に触れられる貴重な機会となりそうだ。静岡の木工芸の魅力を存分に堪能できる「しずおかの指物展」に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000088159.html