公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

北大路魯山人の至宝が茅ヶ崎に集結!美術評論家・吉田耕三の秘蔵コレクション80点を初公開

タグ
アート・絵画・工芸
陶芸・工芸・クラフト
報道発表
展覧会チラシ(プレスリリースより)

茅ヶ崎市美術館で、美術評論家・吉田耕三の陶磁器コレクションから、北大路魯山人を中心とした陶芸家の作品約80点が初めて大規模に公開される。2025年6月17日から8月24日まで開催されるこの展覧会は、日本陶芸界の巨匠たちの作品を一堂に会する貴重な機会となる。

吉田耕三(1915-2013)は、東京国立近代美術館の研究員として長年活躍し、若手工芸作家の発掘にも尽力した人物だ。彼のコレクションには、北大路魯山人をはじめ、濱田庄司、加守田章二など、日本を代表する陶芸家たちの作品が含まれている。

展示の目玉は、約50点にも及ぶ北大路魯山人の作品群だ。魯山人は「近代稀な芸術家」と評され、独自の世界観を持つ唯一無二の作品を生み出した。織部や志野など古陶を基調としながらも、多様な表現を展開した魯山人の魅力を存分に味わえる。

展示は「卓を彩る、日常の器」と「食を飾る、彩りの器」の2部構成。前者では吉田が交流を重ねた作家たちの作品を、後者では魯山人の食器を中心に紹介する。さらに、吉田自身が描いた作品保管用の箱も展示され、コレクターとしての吉田の眼差しを感じられる貴重な資料となっている。

関連イベントも充実しており、うつわを愛した吉田の素顔に迫る対談や、キュレータートークなどが予定されている。日本の陶芸文化に触れ、その奥深さを体感できる絶好の機会だ。

茅ヶ崎市美術館で開催されるこの展覧会は、日本の陶芸ファンはもちろん、美術や文化に興味のある方にとっても見逃せない内容となっている。北大路魯山人をはじめとする巨匠たちの作品を通じて、日本の食文化と陶芸の魅力を再発見する旅に出かけてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000045554.html