公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

筑西市20周年記念!子どもと障がい者が描く7メートルの巨大アート、市役所に登場へ

タグ
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
筑西市認定こども園せきじょうで開催された「筑西市誕生20周年記念アートワークショップ」。子ども達と障がいのある方々が大判布に自由に描いた色とりどりの作品とともに、笑顔あふれる集合写真。(プレスリリースより)

茨城県筑西市の誕生20周年を記念し、地域の子どもたちと知的障がい者が協力して制作した巨大アートパネルが、まもなく市役所に展示される。社会福祉法人征峯会が主催したこのプロジェクトは、地域共生社会の実現に向けた新たな一歩として注目を集めている。

6月5日、筑西市認定こども園せきじょうで開催されたウェルフェアアートワークショップには、102名もの参加者が集まった。障がい者支援施設の利用者21名と、認定こども園の園児46名を中心に、スタッフや関係者も加わり、大判の布に思い思いの絵を描いた。

参加者の一人は「子どもたちも障がいのある方も、いきいきとアートに向き合う姿がとても楽しそうで、私自身も笑顔になりました」と感想を述べている。また別の参加者は「ウェルフェアアートを見る機会はあっても、その制作過程を拝見することは初めてでした。アートは、もっと身近で自由で楽しいものだと気付かされました」と、新鮮な体験を語った。

このワークショップで生まれた作品は、福祉デザイナーユニット「NODD」の手によって、縦3メートル×横7メートルの巨大アートパネルへと生まれ変わる。完成したパネルは「ウェルフェアアート展」第2弾として、筑西市役所1階ロビーに設置される予定だ。

征峯会は、アートを通じた社会参加支援に積極的に取り組んでおり、これまでも企業とのコラボレーションや障がい者の作品展示など、地域共生のメッセージ発信に力を入れてきた。今回のプロジェクトは、その取り組みをさらに一歩進めるものとなる。

筑西市は2005年の誕生以来、「障がいのあるなしにかかわらず、地域で自分らしく、豊かな生活をおくることができるまち」を目指してきた。今回の巨大アートパネルは、その理念を視覚的に表現するシンボルとなりそうだ。

完成したパネルの公開日は未定だが、市民や来庁者に向けて「地域で自分らしく生きる」姿を力強く発信することになるだろう。筑西市の新たなランドマークとして、多くの人々の目を楽しませ、心を温めることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000108127.html