戦後80年、各界著名人が語る「平和」とは?婦人画報が特別企画


創刊120周年を迎えた『婦人画報』が、戦後80年という節目に「平和とは何か」を改めて考える特別企画「平和画報」を8月号で展開する。各界の著名人たちが、自身にとっての「平和」について語る注目の特集だ。
特集では、102歳の元特攻隊員で裏千家大宗匠の千玄室氏へのインタビューや、吉川晃司、宮沢和史、内田也哉子、石川慶といった著名人が、広島、沖縄、長野、長崎といった「記憶の地」を訪れ、平和への思いを語る。また、加藤登紀子、観世清和、坂本美雨、杉本博司、馬場あき子、松山大耕、吉永小百合らが「あなたにとって平和とは?」というテーマで寄稿している。
さらに、オノ・ヨーコ、横尾忠則、照屋勇賢、石上純也、小林圭といったクリエイターたちが、未来に向けた平和のかたちについて語る。ファッションの視点からは「服が『力』になる瞬間」と題し、川久保玲の「強い服」や三宅一生の思想を現代に伝える取り組みなどを紹介する。
本特集は、単に平和を願うだけでなく、ともに築き上げていくものとしての平和を考える機会を提供している。戦争を知らない世代に「記憶のバトン」をつなぐ意義深い内容となっている。
なお、8月号では通常版に加え、「ヘラルボニー」のサブバッグ付き特別版や、八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助親子の襲名を特集した増刊特別版も同時発売される。平和への祈りを込めたアート作品をあしらった特別版は、日常の中でアートと平和への思いを感じられる工夫が施されている。
戦後80年という歴史の転換点で、私たちが享受する豊かな文化や美しいものが平和の上に成り立っていることを再認識させる『婦人画報』8月号。過去を見つめ、現在を省みながら、未来へとつなぐ平和の在り方を考える貴重な一冊となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000797.000008128.html