才能に障害はない!パソナハートフルが贈る「アート村作品展」で南俊一郎の個性豊かな世界に触れる


パソナグループの特例子会社、パソナハートフルが主催する「アート村作品展 ~南俊一郎個展~」が、2025年7月23日から27日まで東京・南青山のAnnex Aoyamaで開催される。この展示会では、障害を持つアーティスト社員である南俊一郎氏の絵画と陶芸作品約20点が展示される。
南氏は知的障害(自閉症)を持ちながら、アーティスト社員の中で唯一、陶芸と絵画という異なる芸術領域で創作活動を行っている。ろくろを使った器や湯飲み、色彩豊かなガラス絵やアクリル画など、多彩な表現技法による作品が注目を集めている。
パソナハートフルは1992年に「才能に障害はない」をコンセプトに「アート村」を設立。2004年からは絵を描くことを業務とする「アーティスト社員」を採用し、現在22名が個性あふれる作品の創作活動に取り組んでいる。今回の個展は、アーティスト社員一人ひとりの魅力を発信する取り組みの一環だ。
展示会期間中の23日と24日には、南氏本人による絵画解説ツアーも実施される。作品のこだわりや見どころを作者自身が説明する貴重な機会となっている。入場は無料で、絵画の販売も行われる。
南氏は1979年東京都生まれ。1993年から本格的に陶芸を始め、2006年にパソナハートフルに入社。これまで数々の展覧会に出展し、その才能を発揮してきた。「絵はたくさんの色を使えるのが楽しいです。きれいな色をしている物を描くのはすごく楽しいです」と南氏は語る。
障害者の就労支援と芸術活動の融合を目指すパソナハートフルの取り組みは、多様性を尊重する社会の実現に向けた先進的な例といえる。この個展は、アートを通じて障害者の才能と可能性を広く社会に示す貴重な機会となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002002.000016751.html