文化庁長官表彰を受賞した音響のプロが語る「表現者を支える誇り」とは


国際アート&デザイン大学校の音響・ミュージック科で非常勤講師を務める薄先生が、令和7年度文化庁長官表彰を受賞した。公益社団法人日本舞台音響家協会の推薦を受けての受賞となり、2026年1月14日には校内で受賞報告会が開催された。
文化庁長官表彰は、文化活動において顕著な成果を挙げ、日本文化の振興や国際文化交流に貢献した個人・団体に授与される栄誉ある賞である。薄先生は長年にわたり舞台音響分野の第一線で活躍し、その功績が高く評価されての受賞となった。
受賞報告会には薄先生をはじめ、本校関係者や音響・ミュージック科の学生28名が参加。式典では教員から受賞の概要と本校との関わりが紹介され、薄先生本人からこれまでの活動を振り返る挨拶があった。学生代表からは花束と記念品が贈呈され、日頃の授業で学んだことや感謝の気持ちが述べられた。
薄先生は受賞にあたり、「私は歌手や演奏者のような表現者ではなく、表現者の感性がより良く伝わるようにお手伝いをしている」と語り、スタッフの一員として文化振興への寄与が認められたことに誇りを感じていると述べた。また、アナログからデジタルへと変化し続ける音響環境を実体験した世代として、それぞれの感性を伝え続けていく意向を示している。学生に対しては、音響技術は「何か」を表現するための手段であり、何のために学ぶのかを考えながら追求し続けてほしいとメッセージを送った。
同校では現役で活躍するプロフェッショナル講師による実践的な教育を通じて、音響・照明・舞台技術分野で即戦力となる人材育成に取り組んでおり、今回の受賞は教育方針と現場重視の取り組みが評価されたものと受け止めている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001958.000032951.html