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Bunkamuraザ・ミュージアム、現展示室で最後の展覧会!写真家・高木由利子が30年撮り続けた世界の伝統衣装

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報道発表
高木由利子《India, 2004》 © Yuriko Takagi(プレスリリースより)

東京・渋谷の複合文化施設「Bunkamura」が、2026年3月10日から3月29日まで、Bunkamuraザ・ミュージアムにて『高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。』を開催する。本展は渋谷ファッションウィークとの共催で、入場無料となっている。

注目すべきは、この展覧会が現展示室における最後の展覧会となる点だ。Bunkamuraザ・ミュージアムは「Shibuya Upper West Project」における新施設への拡大移転を控えており、2029年度の竣工予定まで、約40年間アートとの出会いを紡いできた現展示室での開催は本展が最後となる。1989年の開館以来、多くの文化・芸術を発信してきた歴史ある空間で作品を鑑賞できる貴重な機会である。

写真家・高木由利子は、英国でファッションデザインを学んだ後、写真家へ転身した異色の経歴を持つ。本展で紹介される〈Threads of Beauty〉シリーズは、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を30年間にわたり撮影し続けた集大成で、100点以上の作品が展示される。クリスチャン・ディオールとのコラボレーションや、京都・二条城で開催されたKYOTOGRAPHIE(2023年)での展示も記憶に新しい。

会場構成を手がけるのは、場所が持つ「記憶」を掘り起こし未来へとつなぐ建築家・田根剛氏。京都・二条城での展示に続き、高木氏との二度目のコラボレーションとなる。田根氏が率いるATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる空間演出により、作品が内包する世界観を体感できる時空を超えた場が立ち上がる予定だ。

高木氏は日本の着物のように、世界各地の伝統服が日常生活の場から姿を消しつつある現状を惜しみつつも、現代の生活様式への自然な移行として受け入れている。本展は民俗史的な記録ではなく、被写体となった人々の「格好良さ」に魅せられて撮影された作品群である。「格好良さ」の追求はアイデンティティの探索でもあり、時代や場所を超える普遍的なテーマを提示する。

会期中は3月14日と15日にトークイベントも開催され、クリエイティブ・ディレクターの小池一子氏やCFCL代表兼クリエイティブディレクターの高橋悠介氏との特別対談が予定されている。また、展示室内には「一冊の本を売る書店」をテーマとする森岡書店が特別出店し、高木氏の新刊写真集や各種書籍、コラボ作品などを展示販売する。本展に合わせて青幻舎から刊行される写真集は、創業30周年を記念する取り組みの一つとなっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000275.000031037.html