葛飾北斎が描いた龍と鳳凰の世界が小布施に集結!北斎館で企画展が1月24日から開催


長野県小布施町の北斎館で、2026年1月24日から3月29日まで、企画展「北斎を魅了した天舞う瑞獣 〜龍・鳳凰〜」が開催される。瑞獣とは、めでたいことの兆しとして現れるとされる特別な動物を指し、龍や鳳凰がその代表格だ。
葛飾北斎は、植物や動物、建築、風景など現実にある身近なものを写実的に描くことに力を入れた人物として知られているが、同時に伝説や想像上の世界を描く力にも長けていた。本展覧会では、北斎が描く壮大な龍と鳳凰の世界を堪能できる。
注目の展示作品として、北斎最晩年期の傑作である肉筆掛軸「富士越龍」が公開される。聳える霊峰富士を超え、天高く舞い上がる1匹の龍を描いた作品だ。また、代表作『北斎漫画』や『冨嶽百景』に描かれた「応龍」や「雨龍」など、さまざまな種類の龍も紹介される。ヤマタノオロチ伝説を描いた作品や、江戸時代の人々が体験した竜巻との遭遇を描いた『北越奇談』など、物語性豊かな作品も展示される予定だ。
鳳凰図では、岩松院所蔵の「岩松院天井絵鳳凰図下絵」が展示される。これは北斎と小布施をつなぐ貴重な資料で、晩年の北斎を知る上で重要な作品となっている。さらに、絵手本『絵本彩色通』に描かれた「白鳳」など、北斎が伝授する鳳凰の描き方も紹介される。
展覧会期間中は特別展示として、伝統工芸職人が手がける龍と鳳凰をモチーフにした作品も公開される。漆芸職人の島本恵未、和更紗の中野史朗、京焼き職人のノハラミエといった注目の作家たちが、北斎作品をもとに制作した伝統工芸の技が光るアート作品を鑑賞できる。これらの作品は購入も可能だ。また、1月31日には工芸作家によるトークショーも開催される予定となっている。
開催時間は午前9時から午後5時まで、入館料は大人1,200円、高校生・大学生500円、小中学生300円で、会期中は無休となる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000116693.html