岐阜県飛騨市が「海ノ民話のまち」に認定!アニメ「嫁が淵」完成で地域の民話が次世代へ


一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2026年1月23日に岐阜県飛騨市を舞台にした海ノ民話アニメーション「嫁が淵」の完成を記念し、アニメ監督による表敬訪問と「海ノ民話のまち」認定式を実施した。同日には地元の宮川町コミュニティセンターで小学生と地域住民を対象とした上映会イベントも開催され、地域の民話を次世代へ継承する取り組みが本格化している。
都竹市長が語る作品への思い
表敬訪問では、飛騨市の都竹淳也市長がアニメ監督および関係者への感謝を表明した。市長は「海の民の松」の認定を受けたことを報告し、アニメを通して川と海のつながり、上流の豊かな川が豊かな海を育んでいることを改めて実感したと語った。作品には多様な要素が込められており、かつて水量が多く深かった宮川の姿や、自然とともに暮らしてきた歴史に思いを馳せるきっかけになったという。アニメという分かりやすく印象に残る形で、その価値やメッセージを残せたことへの喜びを述べた。
声優による朗読授業とアフレコ体験で盛り上がる
上映会では、宮川小学校と河合小学校の児童を対象に、実際に声優を務めた賢プロダクションの四宮豪さんと冨田泰代さんによる朗読授業とアフレコ体験が行われた。児童たちは低学年と高学年の2グループに分かれ、セリフを言う際に気を付ける点や表現の仕方について学んだ。アフレコ体験では、最初はアニメーションの速さについていけず苦戦していたものの、繰り返すうちに声の抑揚や表現方法を工夫する姿が見られた。参加した児童からは「楽しかった」「声優のすごさを体験できてよかった」「またやってみたい」といった声が聞かれ、講師の声優からは「どんどん上手になっていく子供たちに感動した」とのコメントがあった。
海と地域をつなぐプロジェクトの意義
このプロジェクトは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されており、海と深く関わりを持つ日本という国の「海とのつながり」と「地域の誇り」を子どもたちに伝え、未来につなぐことを目的としている。日本各地の無形文化財である海の民話の中から、海の学びを内包する価値の高い話を選出して「海ノ民話アニメーション」として有形化し、次世代のためにアーカイブする取り組みだ。飛騨市の「嫁が淵」は、蛇だったことがバレて離れ離れになってしまう、少し悲しい物語として児童たちの心に残ったようである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000488.000161057.html