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佐藤優氏『残された時間の使い方』が発売1カ月余りで早くも第3刷重版

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ノンフィクション
報道発表
プレスリリースより

大病体験から生まれた時間哲学書が売れ行き好調

クロスメディア・パブリッシングは2026年2月6日、元外交官で作家の佐藤優氏による書籍『残された時間の使い方』の第3刷重版を実施した。2025年12月26日の発売からわずか1カ月余りで第3刷となる好調な売れ行きを見せている。本書は佐藤氏が腎移植手術を受け、大病から奇跡的な回復を遂げた体験をもとに、残された時間をいかに有意義に使うかを論じた時間論である。

余命8年から20年へ、死を意識した体験から導いた時間の価値

佐藤氏は慢性腎不全が悪化し、2022年より人工透析を開始。通常、人工透析を続けた場合の10年生存率は6割で、余命は約8年という厳しい現実に直面した。しかし妻がドナーとなり2023年に腎移植手術を受け、奇跡的に成功。10年生存率は9割、余命は20年へと一気に延びたという。この体験から、佐藤氏は時間の有限性と価値について深く考察し、本書の執筆に至った。キリスト教徒である佐藤氏は、神から与えられた命と時間をどう使うべきかという宗教的視点も交えながら、忙しい現代人の時間に対する向き合い方を根本から問い直す。

SNSやスマホゲームは現代の「時間泥棒」

本書の核心は、現代社会に蔓延する「時間泥棒」の存在を明らかにすることだ。著者はミヒャエル・エンデの名作『モモ』を引用しながら、SNS、スマホゲーム、資本主義システムそのものが私たちの貴重な時間を奪っていると指摘する。特に注目すべきは、マルクス『資本論』を援用した分析である。労働力の搾取とは「持ち時間」の搾取であり、新自由主義の台頭により、この搾取構造はより巧妙かつ深刻化していると論じている。総務省の調査によれば、日本人のインターネット利用時間は1日約3時間に達しており、その多くが無目的な時間消費となっている。

45歳を境に変わる時間の質への対応策を提示

本書の独創的な視点の一つが、人生を「足し算の時間」と「引き算の時間」に分けた考察だ。45歳までは知識や経験を積み上げる「足し算の時間」、それ以降は蓄積したものを活用し、次世代に継承する「引き算の時間」として捉える。役職定年、定年退職といった人生の転換点を悲観的に捉えるのではなく、新たな可能性を開く機会として活用する方法を、9つのマトリクス分析を用いて具体的に解説している。本書は四六判208ページ、定価1760円で、全国の書店やオンラインストアで販売中である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000080658.html