国立国際美術館でコレクション展「反射する都市」が開催決定


特集展示「反射する都市」と「コレクション・ハイライト」の二部構成
国立国際美術館は、2026年3月14日から6月14日まで、コレクション展「コレクション3」を開催する。本展は、特集展示「反射する都市」と通年展示「コレクション・ハイライト」の二部構成だ。
特集展示では「都市」をテーマに、同館のコレクションを紹介する。多くの作家が街や都市生活を主題に、あるいは路上に出て作品を制作してきた。過去に制作された作品を現在地点から見つめるとき、時代の特徴が浮かび上がってくる。都市景観は社会や経済の状況を如実に反映するからだ。作家たちは都市を鏡のようにして、豊かさや快適さへの欲望、未来への期待や不安といった、自身を含む同時代の人々の内面を見つめてきた。
1950年代から2020年代までの作品約110点を展示
本展では戦後の空気が色濃い1950年代の作品に始まり、2020年代に制作された作品まで、新収蔵品を含む約110点を紹介する。作品がどのような時代を映し出してきたのかを見ていく展覧会となっている。
昨年度収蔵した高田冬彦の映像インスタレーション《Cut Suits》は、1964年にオノ・ヨーコが行ったパフォーマンス《Cut Piece》へのオマージュとなっている。互いのスーツにハサミを入れていく6人の男性が登場し、笑顔で優しくハサミを入れていく男性たちの様子は遊び心と官能性に満ちており、スーツに象徴される男性性や都市労働者としての役割からも解放されていくかのようだ。
5章構成で「都市」を多角的に検証
特集展示は「不安な都市」「フィールドとしての都市」「うつろう都市」「ネガとしての都市」「記号化する都市」の5章で構成される。各章では戦後の美術運動に関わった作家たちの作品から、開発により変貌する郊外や地方の風景、大量消費が日常となった現代の都市生活まで、幅広い視点で都市を捉えた作品を展示する。
通年展示「コレクション・ハイライト」では、同館を代表する所蔵作品ならびに新収蔵作品を紹介する。今回からエリザベス・ペイトンの絵画《ジョナサン(ジョナサン・ホロヴィッツ)》を初めて展示する。観覧料は一般430円、大学生130円で、高校生以下・18歳未満・65歳以上は無料となる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001123.000047048.html