世界とビジュアルコミュニケーション「JAGDA国際学生ポスターアワード2022」
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会が開催する「JAGDA国際学生ポスターアワード」では、国内外の学生からタテ位置のB1ポスターを募集しています。締切は2022年7月31日。グランプリ作品には賞状と記念品が贈られます。また、年鑑『Graphic Design in Japan 2023』に掲載され、2022年12月に実施予定の贈賞式には往復交通費、宿泊費支給で招待されます。
入賞作品の審査基準は?
テーマの文字をポスター内に入れることが必須の本公募。今回のテーマは「Voice」。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会の担当者によると、Concept、Originality、Creativityの3点が優れているかが審査の基準になるとのことです。明確なコンセプトを元に、どのような作品をつくるのかを考えましょう。また、表現にはオリジナリティと創造性が必要。あなたらしさを生かしながらこれまでにないポスター作品を制作してください。
前回の入賞作品は?
ここで、前回のグランプリ作品と金賞作品をご紹介します。昨年のテーマは「Move」でした。ぜひ、今年の応募作品をつくる際のヒントにしてください。
前回グランプリ作品「軌跡」(3枚組)
前回のグランプリ作品は、地球の断層で「Move」を表現しています。普段なかなか目にすることがない地球の内側。今ある地球がどう進化してきたのか、これまでたどってきた道筋をモノクロで印象的に仕上げています。
前回金賞作品「あの場所を目指して」(3枚組)
前回の金賞受賞作品では、開いた扉で「Move」を表現しています。私たちが移動するときに必ず通る扉。開いたままの扉が何重にも続くビジュアルは通過した痕跡ともいえるでしょう。いくつも続く扉に、この先がどうなっているのか知りたい気持ちを刺激されます。
前回金賞作品「自由」
前回のもうひとつの金賞受賞作品は、標本の中から逃げてしまった蝶で「Move」を表現しています。ピンで固定されていた蝶の羽がわずかに残り、蝶がそこから動いて自由を得たということがわかりやすく伝わってきます。
イメージとテキストを融合させたビジュアルでのコミュニケーションは国も地域も超えられます。ポスターによって、お互いに理解し合い、国際的な課題を共有することもできます。今こそ、人の心を一瞬で動かす作品づくりに挑戦しましょう!
いろは
毎日、ワクワクする。そんな公募情報で、みんなの“いつも”を底上げしたいライター。ASD・ADHD・LDの子ども2人と、たくさんの人に支えられながら今日を生きている。
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