山岳アスリートとして頂点を極めた土井陵の真髄に迫るノンフィクション『山岳ランナー土井陵 王者の称号』が6月中旬に平凡社より発売!
「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」で2連覇を果たし、トレイルランニング界を牽引する土井陵。驚異の挑戦を続ける山岳アスリートを追いかけてきた著者による、渾身のノンフィクション!
株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)は、千葉弓子著『山岳ランナー土井陵 王者の称号』(税込価格2,200円)を2025年6月中旬に全国の書店やオンラインブックストアで発売します。

発売前から大きな話題を呼んでいる新刊『山岳ランナー土井陵 王者の称号』(千葉弓子著、2025年6月、平凡社刊)
日本一過酷と言われる山岳レース「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」。富山県魚津の日本海から日本アルプスを縦断し、静岡市大浜海岸の太平洋に至る約415kmの距離を、制限時間8日間で駆け抜けるエクストリームなレースとして広く知られています。そのTJARで2022年に「4日17時間33分」という大会新記録で初優勝したのが土井陵(どい・たかし)選手です。
本書のタイトルにもあるように、TJAR優勝者はしばしば「王者」と呼ばれます。複合的な力量が必要とされる山の世界ではあまり使われない呼称ですが、TJARの勝者があえてそう呼ばれるのは、山の技術や経験値、体力、走力だけでは測りきれない、別の力を有する者としての敬意が込められているからです。そして2024年夏、土井選手は見事トップでフィニッシュし、二連覇を果たしました。
本職は消防士でありながら、国内外の有名なレースで目覚ましい戦績を残している土井選手は、今や“山のフロントランナー”といってもよいほどの名声を得ましたが、その頂点に辿り着くまでには数々の困難がありました。それらにどう立ち向かい、乗り越えてきたのでしょうか。
そしてトップを極めた今、トレイルランニングから得たものは何か。この先の目標とは。本書ですべてが明らかにされます。
出版にあたり、著者の千葉弓子さんは土井選手についてこう語ります。
「山岳アスリートとして消防士として、心身を磨き続ける土井陵。試練を乗り越え、限りある命を燃やしながら、覚悟を持って生きる姿は多くの方々に勇気をもたらしてくれるものと思います」

TJAR2024で二連覇を果たした土井陵選手(撮影゠千葉弓子)
土井選手の挑戦をかたわらで見守り続けてきた著者が満を持して上梓した「土井陵本」は、いま壁にぶち当たっている人、困難を乗り越えようとしている人、そしてさらなる高みを目指してまい進している人……、すべての人に勇気とエネルギーをもたらしてくれるはずです。驚異の山岳アスリートの真髄に迫る本書をぜひお読みください!
【目次】
第一章 TJARで二度目の覇者になる
RACE|真意
第二章 王者への道のり
TEAM|MOUNTAIN|大会後インタビュー
第三章 家族の肖像
両親の眼差し|兄が語る弟のこと|妻から見た夫のこと
第四章 仲間とライバル
小原将寿|大瀬和文|福井哲也
第五章 巻き込む力
創出|幸福の循環
【著者プロフィール】
千葉弓子(ちば・ゆみこ)
東京都生まれ。美術大学を卒業後、2001年よりマーケティングや広告クリエイティブ関連の出版社にて雑誌、書籍の編集ライターとして活動。2014年よりトレイルランニングやハイクにまつわるヒューマンストーリーをテーマにしたウェブマガジン「グランノート」を主宰。「山と溪谷」など山岳系雑誌への寄稿、スポーツグラフィックマガジン「Number」でインタビュー記事などを手がける。主な編集書籍に田中正人・田中陽希『アドベンチャーレースに生きる!』(山と溪谷社)、『三浦雄一郎 挑戦は人間だけに許されたもの』、『小池一子 はじまりの種をみつける』、田中陽希『それでも僕は歩き続ける』(いずれも平凡社)がある。『山岳ランナー土井陵 王者の称号』(平凡社)が初の単著となる。
【書誌情報】
『山岳ランナー土井陵 王者の称号』
著者:千葉弓子
出版社:平凡社
発売日:2025年6月16日
造本:ソフトカバー、四六判
定価:2200円(10%税込)
ISBN:978-4-582-83988-3
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