視覚障害にまつわるエピソード 「作文・作詞」で表現しよう!
音響機器メーカーのオンキヨーが主催する世界点字作文コンクールでは『点字と音声の懸け橋をしっかり築きたい』という願いから視覚障害や点字などを通し、体験から得た考えを表現した作文を募集しています。1曲分の歌に想いをのせる「作詞部門」や周囲で支えている方の「サポート部門」での作品も募っています。
駅の案内版には音声ガイド、歩道には誘導用の点字ブロックがあるように町中には視覚に障害を持つ方がスムーズに移動できるような工夫がされています。改めて調べてみると意外と知っているようで知らなかった意味やサービスもありました。
点字ブロックには、種類があります
道路や駅などで目にする点字ブロック。よく見るとカタチの違いに気が付きます。
線状ブロックは「すすめ」を誘導し、点状ブロックは「とまる」ことを警告しています。
基本的には視力が弱い人が見えやすいよう、黄色のブロックが設置されています。
景観を重視し、区別しにくい色が採用されている例もありますが、デザイン性を高めつつ、認識がしっかりできるように考えられた新しい色のブロックも開発されています。
利用できるサービス
テレビには解説放送がありますが、映画館でもスマホアプリなどを使って字幕ガイド・音声ガイドを利用し作品を鑑賞することもできます。
図書館には、点訳された「点字図書」、一般の文字よりも大きな文字で書かれた「拡大図書」や、活字を朗読して録音された「録音図書」などがあります。その多くが、たくさんのボランティアさんによって作られています。
関心を持つことがサポートに繋がる
盲学校に通い、現在は柔道整復師として働いている知人は、外出時にはエレベーターのある大きな駅ではなく、階段があっても馴染みの駅員さんがいる駅を利用するそうです。困ったときに声を掛けてくださる方や、同行してくれる友人の存在がとても有り難いと言っていました。
視覚に障害がある方が利用しているサービスや手立てを知り、体験談を聞くことは、サポートにも繋がっていくのではないかと感じました。
点字や、音声、人との繋がりなどを通して出会えた体験やエピソード。
様々な想いを伝えてみませんか。
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/literature/episode/043010.html
第16回オンキヨー世界点字作文コンクール
(2018年5月31日〆切)