ネタが生きる握り方!寿司小説のウマさは書き手の腕次第
小説投稿サイト「カクヨム」で、『寿司』にまつわる短編小説を開催中。800字(原稿用紙2枚)以内で送ってください。入選のポイントは声に出して読んでも楽しい作品、面白ければ1行でもOKです。コンテストの優秀作品は、声優の羽多野渉(はたのあゆむ)さんと高橋李依(たかはし・りえ)さんがニコニコ生放送の番組で朗読してくれます。
面白い短編小説にはオドロキがあります。少ない文字数のなかで「オチ」をもってくるショートショート小説の構成が参考になるかもしれません。「この話はこうなるのかな?」と期待させて最後に裏切る内容にすると上手くオチが付きます。物語の前半に伏線をはって、話の流れに納得できるようなネタを仕込んでおくと、アッと思わせる小説ができ上がります。
物語のポイントになる要素は掛け合わせ。「寿司×○○」のアイデアをたくさん出していきましょう。異質であればあるほど話が膨らんでいきます。「寿司×宇宙」「寿司×退職」「寿司×音楽」……こんな感じに「なんで???」と首をかしげたくなる組み合わせから物語に発展させても楽しいです。
また、いろいろな寿司が作られた裏話を探ると小説のネタが落ちているかもしれません。たとえば山口県の郷土料理「ゆうれい寿司」やアメリカ発の「ドラゴンロール」など、想像力を刺激してくれそうなものが結構あります。
寿司と言えば「握る」という動作も大事。原宏一さん作『握る男』は下町の寿司屋を舞台に商売や経営、人間の心理を描いた小説。寿司を握り、人の心を握り、日本の食を握る。いろんな意味を持たせたタイトルも魅力のひとつです。
物語のネタをどのように生かすかは職人(書き手)の腕次第。応募数はスデに400件を超えているそう。寿司は「鮮度が命」なので、今すぐ応募して!
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/literature/novel/028263.html
カクヨム放送局presents「スシがスキ!キング・オブ・寿司小説 決定戦」(2017年2月12日〆切)