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「あまちゃん」の三陸鉄道が新駅の愛称を募集

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三陸鉄道

 

岩手県の海沿いを走る三陸鉄道・北リアス線の新駅『十府ヶ浦海岸(とふがうらかいがん)駅』(2017年3月25日開業予定)の愛称を募集しています。

 

三陸鉄道といえば、これからの時期は全席掘りごたつの「こたつ列車」が運行し、ほっこり団らん気分が満喫できます。また、NHK連続テレビ小説で一大ブームを巻き起こした宮藤官九郎さん脚本の『あまちゃん』に登場する「北三陸鉄道リアス線」のモデルにもなりました。

 

今回の新駅はロケ地として脚光を浴びた久慈駅から、南へ4つ目の駅になります。海水浴場としてにぎわいをみせるこのエリア、1986年に臨時駅として設置され、1994年までは夏季限定で営業をしていました(1999年にも、ひと夏の営業あり)。今回、地域の人たちの交通手段、三陸鉄道の利用者を増やしていくために常設駅として開業予定です。

 

当初は「米田駅(まいたえき)」と仮名称がついていましたが、2016年11月1日に駅の所在地となる野田村と三陸鉄道が、「十府ヶ浦海岸駅」と改名。無人駅なので駅員さんはいませんが、高台への避難路が作られていて、近くには、東日本大震災の復興事業として整備された団地があります。

 

三陸鉄道には、久慈駅~宮古駅を結ぶ北リアス線と、釜石駅~盛駅を結ぶ南リアス線があり、これらの駅にはすべて愛称がついています。愛称をつける理由としては、親しみやすさはもちろん、ネーミングライツビジネスとして宣伝効果を狙う目的も。テレビ岩手と2013年12月に1年契約した宮古駅は、ローカルワイド番組「5きげんテレビ」の名前が付いた「5きげん みやこ駅」となりました。

 

愛称の例として、たとえば、久慈駅は【琥珀いろ】。琥珀の産地であり、「琥珀とやきものと海女の町」というキャッチフレーズから付けられています。さらに久慈駅のお隣、陸中宇部駅は縄文時代の遺跡が多く発見されていることから、【縄文の花】となっています。

 

十府ヶ浦海岸は、小豆砂という独特の紫色をした砂におおわれている珍しい砂浜で、平安時代の和歌にも登場する歴史ある景勝地です。江戸時代から塩作りが盛んな地域で、昔ながらの薪をつかって4日間煮詰めて作る「のだ塩」は、特産品として有名です。また野田村では約12ヘクタールの畑で良質な山ブドウが栽培されており、100%果汁のジュースやワインも人気があります。

 

イメージを膨らませて、この「十府ヶ浦海岸駅」に思わず降り立ってみたくなるような、みんなに親しまれる愛称をぜひ考えてみてください。

 

 

公募情報の詳細はこちら:

https://www.koubo.co.jp/contest/slogan_copy/naming/025628.html

北リアス線新駅「十府ヶ浦海岸」の愛称公募 (2016年12月9日〆切)