タイパがいい公募ランキング「小説・シナリオ部門」②


【第5位】5000字で50万円! メディアミックスも! ブックショート アワード
〈1文字あたりの賞金額100円〉 こちらは5000字以内で応募でき、大賞には50万円が贈られる小説賞。短編で挑みたい人に特におすすめです。締め切りが複数回設けられているので、スケジュールに合わせやすい点も◎。「おとぎ話や昔話、民話、小説などをもとに創作したショートストーリー。アレンジやスピンオフ、新釈作品」とテーマがある点も書きやすいですね。対象は映画化の可能性もあります。
【第4位】1万字で100万円! 科学や論理でつかみ取れ! 日経星新一賞
〈1文字あたりの賞金額100円〉 「理系文学」とも呼ばれ、その理系的な発想で鮮烈な作品を残した星新一。日本経済新聞社の主催する本賞では、理系的発想力を存分に発揮して読む人の心を刺激する物語を募集しています。作品は1万文字以内で、グランプリには100万円が贈られます。第11回の一般部門応募数は1138編でした。中学生以下を対象としたジュニア部門(5000字以内)もあり。
【第3位】4000字で50万円! 親譲りの無鉄砲で応募しちゃおう 坊っちゃん文学賞 ショートショート募集
〈1文字あたりの賞金額125円〉 小説賞としてはトップクラスの文字単価。文字数4000以内のショートショート作品を募集するもので、大賞1編には50万円。佳作5編には10万円が贈られます。ショートショート作家の田丸雅智氏が審査に参加し、前回応募数は7026編でした。夏目漱石の「坊ちゃん」に描かれた松山発の、まさに「文学の入り口」といえる文学賞です。
【第2位】ドーンと300万円! 育成プログラムも受けられる フジテレビ ヤングシナリオ大賞
〈1文字あたりの賞金額125円〉 坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、浅野妙子、野木亜紀子各氏といった、超人気シナリオライターを輩出する本賞。受賞して終わりではなく、プロとしてドラマ界を牽引する気概を求めています。作品は400字詰め原稿用紙50枚~60枚。大賞1編には300万円、佳作数編には50万円が贈られます。受賞者はフジテレビドラマ間関係者による脚本家育成プログラムを受講可能。未来を拓こう!
【第1位】2023年にスタートしたばかりの注目の賞 日テレ シナリオライターコンテスト
〈1文字あたりの賞金額188円〉 2023年に設立されたばかりの本賞。これからのドラマ制作現場で活躍するプロの脚本家を目指したいという強い気持ちをもつ人を募集しています。時代にマッチした感覚と、アツい思いで挑みましょう! テーマは自由。本文は28行×29字で40枚程度とのこと。指定フォーマットのダウンロードが必須なので要注意です。大賞には300万円、佳作は50万円が贈られます。
いかがでしょうか? 知っているコンテストも、知らなかったコンテストもあるかもしれません。
小説賞は自分の作品と公募の趣旨がマッチしているかどうかも大切です。せっかくの大切な作品ですから、しっかり評価してもらえそうな公募を選んで応募しましょう!
シナリオジャンルはプロ志望者を求めている傾向が強いので、仕事にとるような気概で臨みたいですね。自分の個性をばっちり押し出しつつ、時代に求められる作品を研究してみましょう。
※〈1文字あたりの賞金額〉は「最高賞金÷規定の最大文字数」で算出しています。文字数に指定がない公募は、短歌=31字、俳句・川柳・標語・キャッチコピーなど=17字、ラジオCM(20秒)=100字としています。また、応募料がかかる公募は除外しています。