あなたとよむ短歌 vol.49 テーマ詠「アニメ・マンガ」結果発表 ~「い抜き」言葉について考える~(2/3)
それでは、佳作のご紹介です!
友達にするなら悟空なんだけどそばで寝ていてほしいベジータ
(チャーミーさん)
わかる気がします。長く読んでいる作品ほど、友達なら、恋人なら、と考えちゃいますね。
二次元のあなたを推して生きてますたとえ世界が交わらなくても
(みやこさん)
私たちは三次元に生きているので、まさしく次元違いの想い。でも確実に励まされて生きています。
原作でとっくに死んだ推しをまたアニメが殺す二週もかけて
(高原すいかさん)
「二週もかけて」の結句が恨みがましくて笑ってしまいました。辛いけれど見ないわけにもいかない。
現実もマンガもアニメも飛び越えたところに大谷翔平はいて
(泰源さん)
まさにまさに。時の人をずばりと詠んでいて気持ちのいい一首です。
cv.大塚芳忠というだけでよみがえってくる木漏れ日がある
(伽戸ミナさん)
いい声ですよね、大塚芳忠さん。大塚さんの声の良さも、主体のアツい気持ちも伝わってきます。