BL出身作家の躍進につづけ! BL(ボーイズラブ)小説 年間募集リスト
2024年7月17日、第171回芥川賞・直木賞が決定! 芥川賞には朝比奈秋さんの『サンショウウオの四十九日』、松永K三蔵さんの『バリ山行』が、直木賞には一穂ミチさんの『ツミデミック』が選ばれました。
今回直木賞を受賞した一穂ミチさんと言えば、BL小説からデビューした小説家としても有名です。一穂さん以外にも、本屋大賞を2回受賞した凪良ゆうさん、榎田ユウリ名義でも数々の人気作を執筆している、榎田尤利さんなど、BL小説からスタートして一般文芸でも活躍する作家さんは多くなっています。
そこで、本記事ではBL小説を募集しているコンテストをまとめてみました。自分に合いそうな公募を見つけて、いざ作家デビュー……いや、直木賞作家を目指しましょう!!
凪良ゆうさんの代表作『美しい彼』はキャラ文庫発! キャラ文庫小説大賞
徳間書店が開催している小説賞。第3回では部門がなくなり、どんなジャンルの作品でも応募可能になりました。1人2作まで応募OK。作品に求めるのは「主人公が恋愛を通し葛藤して成長する、物語としての面白さ」。
【応募DATA】
■締切 年1回。第3回の締切は2025年1月13日(消印)
■規定枚数 400字詰原稿用紙で80~300枚程度
■賞 50万円・書籍化or雑誌掲載検討
「タクミくんシリーズ」のようなメガヒットをめざして 角川ルビー小説大賞
角川ルビー文庫とは、角川スニーカー文庫からBL作品を独立して取り扱うために生まれたレーベル。明るく爽やかなBLを求めています。『極道さんはパパで愛妻家』シリーズの佐倉温さんは本賞出身。
【応募DATA】
■締切 年1回。第26回の締切は2024年3月31日(消印)
■規定枚数 1枚につき42字×34行の書式で、65~130枚
■賞 100万円・印税
WEBなどで発表している作品がある人は必見 ショコラ新人賞
株式会社心交社が主催している新人賞。奨励賞以上の入賞者にも文庫デビュー・電子配信の可能性があるところが特徴です。同人誌掲載作品・HP発表作品も可なので、既存の作品でチャレンジしてみては。
【応募DATA】
■締切 年1回。第22回の締切は2025年5月31日(消印)
■規定枚数 400字詰原稿用紙で100~150枚
■賞 30万円・即デビュー
短編が得意な人は狙い目 リンクス新人大賞
400字詰原稿用紙50枚程度で応募できる珍しいBL小説賞。セクシーでスタイリッシュなBLが多数掲載されている隔月刊誌「リンクス」を発行している、幻冬舎コミックスが主催です。漫画作品も募集中。
【公募DATA】
■締切 年2回。だいたい5月上旬頃、10月末頃。第39回の締切は2024年10月31日(消印)
■規定枚数 400字詰原稿用紙で50~150枚
■賞 賞金100万円
新しいBL小説コンテストをご紹介!