一般社団法人渋谷未来デザインが主催する「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024」において、より良い未来を創造するアワードプログラム「SIW IMPACT-GOOD IDEA-」の授賞式が開催された。約50件のエントリーから選ばれた8件による最終審査を経て、グランプリには「The QUAKE MATE Project - インバウンド時代の新しい防災」が輝いた。

グランプリを受賞した入江真帆氏のプロジェクトは、10年におよぶ海外生活経験を活かし、日本の防災を「おもてなし」の一環として捉え直す独創的な提案だ。訪日外国人の増加を踏まえ、防災という日本の強みを観光資源として活用する新しいアプローチが高く評価された。

また、アクシスコンサルティング株式会社が提供する「コンパスシェア賞」には、「渋谷日本礎計画」を提案した新戸亜依氏が選出された。両プロジェクトともに訪日外国人を対象とし、防災対策と地方PRという異なる切り口から社会課題の解決に挑戦する。

これを受けて、アクシスコンサルティングは両プロジェクトの社会実装を支援するコンサルタントの募集を開始。同社のスポットコンサルティングサービス「コンパスシェア」を通じて、コンサルタントの知見やスキルを活かした実現可能性の向上を目指す。

その他の表彰では、PLAY GROUND賞に「渋谷日本礎計画」、PLAY DIVERSITY賞に「diadig」、FUTURE DESIGN賞に「The QUAKE MATE Project」が選出され、各プロジェクトに対して部門賞10万円が贈られた。グランプリには100万円の賞金が授与されている。

出典：https://social-innovation-week-shibuya.jp/impact/goodidea/