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日本が誇る詩人・谷川俊太郎、最後の詩集『ベージュ』発売へ 声優・斉藤壮馬が解説を寄せる珠玉の31篇

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川柳・俳句・短歌・詩
報道発表
プレスリリースより

2024年11月13日に逝去した日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏の最後となる文庫詩集『ベージュ』が、11月28日に新潮文庫より発売されることが発表された。本作は、単行本から未収録作品を谷川氏自身が厳選し、さらに書き下ろしを加えた記念碑的な一冊となっている。

18歳でデビューして以来、70年以上にわたり第一線で活躍してきた谷川氏。『二十億光年の孤独』で衝撃的なデビューを飾って以来、誕生と死、若さと老い、そして世界の手触りといったテーマを独自の感性で描き続けてきた。その集大成ともいえる本書には、珠玉の31篇が収められている。

特筆すべきは、人気声優の斉藤壮馬氏による解説の収録だ。斉藤氏はヒプノシスマイクでの活動で谷川作品「うそ」を朗読しており、その縁で今回の解説執筆が実現。生前の谷川氏は斉藤氏の解説を読み、「とても面白かったです、ありがとう」と感想を残している。

装幀では、谷川氏が晩年愛用していたぬいぐるみをモデルにした、吉實恵氏によるウサギのイラストが印象的だ。谷川氏はこのウサギを「アバター」のような存在として大切にしていたという。

『ベージュ』は定価506円(税込)で、11月28日より全国の書店で発売される。読売文学賞や萩原朔太郎賞など数々の賞を受賞した谷川俊太郎氏の、まさに最後のことばの贈り物となる一冊だ。

出典:https://www.shinchosha.co.jp/book/126627/