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文芸公募ニュース 12.13更新 文芸トレンド

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文学賞NEWS

日本ドラフト文学賞、募集開始!


一般社団法人ホンミライ(代表理事:今村翔吾)は、日本ドラフト文学賞を創設すると発表した。
同賞は、選考委員を置かず、出版社を含む複数のパートナー会社によるドラフト制度によりプロ作家を発掘していくという新しい文学賞だ。

応募作品は予選を経て最終選考となり、ファイナリストは最終選考会で作品に込めた思いを語り、自己㏚をする。その先はプロ野球のドラフト制度のように各社が競合して指名をする。
これにより文学賞を持てなかった出版社も、最終選考パートナー各社になれば新人発掘が可能となる。
また、日本ドラフト文学賞では過去に落選した作品も応募可能。どこかの出版社に振られた作品でも敗者復活が可能だ。

【応募規定】
•日本語による自作長編エンタメ作品。
•他の文学賞で公表された最終候補作も応募可(その場合は応募先を明記する)。
•複数応募不可。
•連作短編可。
•400字詰め原稿用紙200枚から500枚まで。
•応募フォームに従い、800字以内の内容要約文(梗概)とタイトル、枚数、氏名(ペンネームの場合は本名も)、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、職業、略歴、創作活動に関するSNS(希望者のみ)を明記した別紙を必ず添付する。
•郵送での応募は受け付けない。
•最終選考に残った場合、動画出演が可能かどうか主催者側と承諾書を交わす。
•締切2025年4月30日

詳細はこちらをご覧ください。

文芸トレンド

第172回芥川賞・直木賞 候補作発表

第172回(令和6年下半期)芥川賞・直木賞の候補作が発表になった。

第172回芥川賞候補作
安堂ホセ「DTOPIA」(文藝秋季号)
鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」小説トリッパー秋季号
竹中優子「ダンス」新潮11月号
永方佑樹「字滑り」文學界10月号
乗代雄介「二十四五」群像12月号

第172回直木賞候補作
朝倉かすみ「よむよむかるた」文藝春秋
伊与原新「藍を継ぐ海」新潮社
荻堂顕「飽くなき地景」KADOKAWA
木下昌輝「秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚」徳間書店
月村了衛「虚の伽藍」新潮社

候補になると発表日当日、出版社の会議室などで受賞を待つそうです。
受賞したらそのまま東京会館に直行して記者会見をしますが、落選した場合は残念会となるそうで。
これからあと1カ月、待つ身はつらいですね。
ちなみに受賞の電話は、受賞した場合は「日本文学振興会ですが」と言い、落選の場合は「文藝春秋ですが」と言うと、自身も編集者時代に芥川賞・直木賞の運営に関わり、のちに受賞者にもなったある作家の方からお聞きしました。
電話で最初に「に」と言われるか、「ぶ」と言われるか。しびれますね(今もそうかはわかりませんが)。
受賞作は2025年1月15日に発表になる。


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